輸入タイヤ最強クラスのグリップ! ナンカン「CR-S」を履いたGR86でプロと激速素人が筑波サーキットでタイムアタック比較試乗!【PR】
蘇武喜和選手がGR86ターボにCR-Sを履いてTC2000をアタック!


一方のターボ仕様は、YouTube「くるまのCHANNEL」でもおなじみの「GR86まっちゃん号」で、外装はHKSのボディキットをフルで装着済み。エンジンにはHKSのボルトオンターボキットを装着し、ダイナパック係数1.0で約330PSとGR86とは思えない高出力をたたき出しています。
こちらの車両に用意したCR-Sは、宮ニキ号と同じく255/40R17サイズを17×9J+38のホイールに組んだものと、285/30R18サイズを18×10J+44のホイールに組んだものの2パターン。ドライバーは、スーパー耐久などで活躍しているレーシングドライバーの蘇武喜和(そぶ よしかず)選手が担当しました。
まずは宮ニキさんと同じ255/40R17サイズを履いてチェック

蘇武さんによると、CR-Sは真夏のサーキットなど、路面温度が高い状況でも安定した走りができるように作られている可能性があるそうです。そのため、テスト日のような気温が低いシチュエーション(約9°C)では、「タイヤを日に当ててあらかじめ温めてあげたり、コースイン直後はウェービングなどをしてしっかりと温めたりすることでグリップ力を引き出せる」と話しました。

さっそく蘇武さんはGR86ターボに255/40R17サイズのCR-Sを装着してインプレッションをスタートしました。CR-Sは蘇武さんも何度か使ったことがあるタイヤで、輸入タイヤの中ではトップクラスのグリップ力を発揮すると言っていましたが、5周しっかりと温めた後の最初のアタックラップでは、なんと1分0秒780と0秒台をあっさりマーク!
蘇武さんは「いったん熱が入るとグリップレベルが非常に高く、滑り出しも粘りながら滑っていく感覚なのでドライバーにも分かりやすいうえ、それでいてコントロール性も高いので、安心して攻められるタイヤだ」と評価しました。
285/30R18サイズに履き替えるとコンマ1秒を縮め1分0秒680を記録!

続いては、285/30R18サイズのCR-Sを装着してどう変わるか検証します。このサイズをGR86に収めるためには、フェンダー加工やフェンダーアーチの装着などが必要となりますが、大幅に出力がアップしているターボ仕様とのマッチングはどうなのでしょうか。

255/40R17サイズに引き続き担当した蘇武選手によると、「幅が広くなったことで明らかに接地感が向上していることが感じ取れ、熱が入るまではややフロントの入りが甘かったものの、温まってからはフロントの入りもトラクションのかかりも非常によく、ターボのGR86には285/30R18サイズの方がマッチしている」と話しました。
肝心のタイムですが、タイヤが温まった最後の周では255/40R17サイズからさらにタイムアップを果たし、1分0秒680を記録! このタイムがどれほどのものなのかは、サーキットアタッカーであればお分かりになることでしょう。
一方で、285/30R18サイズに変えたことにより絶対的なグリップは上がったものの、幅が広くなったことで風を受ける面積が増えたのか、255/40R17サイズよりも温まりが遅く、冷えも早く感じたそうです。
NAは1分2秒6、ターボは1分0秒6 このタイムは立派なアタックタイヤだ!

今回の走行では宮ニキ号が1分2秒687、まっちゃん号が1分0秒680と、スポーツタイヤとしてはかなり高いポテンシャルを発揮し、これほどのタイムを出せるタイヤとしては非常にリーズナブルな価格であることも改めて検証することができました。

蘇武選手によると、「CR-Sは重量級のハイパワー車が装着しても負けないタイヤの作りになっているためか、比較的軽量なGR86などで使用する際は、空気圧をやや低め(今回は温間で1.7~1.8に設定)にすることで、サーキットでは高い性能を発揮してくれるのではないか」とのこと。
また、「今回のように気温も路面温度も低い状況では、285/30R18サイズならばタイヤウオーマーでしっかりと温めてから使用すれば、分切り(1分以下のタイム)も見える」と話していました。
そして宮ニキさんは「サーキットでのアタックはもちろん、街乗りでも使えるタイヤ」と評しており、この手のタイヤの中ではロングライフであり、普段から履きっぱなしでも問題なく使える点を評価しました。
スポーツタイプの車両の中にはタイヤを4本積むことが難しい車種も少なくないので、CR-Sを履いたままサーキットの往復ができる点もメリットと言えそうです。
この価格でこのタイム…まだの人は試す価値大アリです!

このようにナンカンCR-Sは、タイムアタックにもしっかり使えるタイヤでありながら、街乗りもOKというオールマイティーさも兼ね備えています。

そして何より、255/40R17サイズの場合、2025年3月時点で2万7380円(送料税込)、285/30R18サイズでは、3万8930円(送料税込)と、ハイグリップタイヤとしては非常に高いコストパフォーマンスを持つこともナンカンCR-Sの魅力です。
サイズも15インチから21インチまで幅広く用意されており、国産車はもちろんロータスやポルシェなどの輸入スポーツモデル向けの、やや特殊なサイズもラインナップしています。
タイヤのコストは抑えたいけどサーキットでしっかりと練習したい、結果を残したい。ハイグリップタイヤを履きたいけど街乗りもしたい。そんな欲張りな人は、下記リンクのオートウェイオフィシャルサイトから直接購入できるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
[Text:小鮒康一 Photo:土屋勇人]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。



















































