輸入タイヤ最強クラスのグリップ! ナンカン「CR-S」を履いたGR86でプロと激速素人が筑波サーキットでタイムアタック比較試乗!【PR】

近年価格の上昇が続いているタイヤ。その中でも、サーキットでしっかりとタイムが出せるハイグリップタイヤは、特に値上がり傾向です。そんな昨今は価格が手頃な輸入タイヤが再注目されていますが、実際の性能はどうなのでしょうか。輸入スポーツタイヤの中でも高い人気を誇る「NANKANG CR-S」を、プロドライバーとハイアマチュアがそれぞれ違う仕様のトヨタ GR86に履かせて、サーキットで検証します。

お手頃価格の輸入スポーツタイヤ 実際の性能はどうなの!?

 近年、幅もインチもスポーツタイヤの大径化が目覚ましくなっています。それだけに、比較的安価で購入できる輸入タイヤの存在は消費者にとってありがたいものです。

今回はナンカンのフラッグシップスポーツタイヤ「CR-S」を徹底検証する!

 そんな輸入スポーツタイヤですが、最近ではさまざまな輸入タイヤメーカーから多種多様なブランドがリリースされているため、サーキットやジムカーナ場などでドライビングテクニックを磨いている人は特に重宝しているのではないでしょうか。

 ただ、輸入スポーツタイヤは手頃な価格である半面、本気でベストタイムを狙うようなシチュエーションでは一歩劣るというイメージを持っている人も多いかもしれません。

 そんなイメージを打ち砕くのが「NANKANG(以下、ナンカン)」からリリースされている「CR-S」というトレッドウェア200のスポーツタイヤです。

「CR-S」はワンメイクレース「ロータスカップ ヨーロッパ」の指定タイヤ

ナンカン「CR-S」はクラブユーザー向けのハイパフォーマンスタイヤ 写真のサイズは285/30R18
この日走っていた一般参加者のロータス「エリーゼ」にもCR-Sが装着されていた

 ナンカンCR-Sは、サーキットでのタイムアタックなど、ナンカンのスポーツタイヤの中でも特にクラブユーザー向けに設計されたタイヤとなっており、いかにもドライグリップが高そうな左右非対称パターンや、トレッドの剛性を重視した浅溝を採用したアグレッシブなデザインが印象的です。

 そしてこのCR-Sは、欧州で開催されているロータス車によるワンメイクレース「Lotus Cup Europe(ロータスカップ ヨーロッパ)」の指定タイヤにもなっており、そのエピソードからもポテンシャルの高さをうかがい知ることができるでしょう。

仕様の異なる2台のGR86でプロとハイアマチュアが徹底検証!

まずは255/40R17サイズのCR-Sに統一し、フィーリングをチェックしていく

 今回はそんなCR-Sの実力を改めてチェックするべく、GR86のNAライトチューン仕様には255/40R17サイズを装着し、同じくターボ仕様には255/40R17と285/30R18の2つのサイズを用意。筑波サーキット コース2000でラップタイム計測&フィーリングチェックを実施しました。

蘇武喜和選手(左)と宮ニキさん(右)

 NAライトチューン仕様に乗るのは、アマチュアながら「2024 Fuji 86/BRZ challenge cup JP-2Sクラス」でシリーズチャンピオンを獲得した実績を持つ「宮ニキ」さんのプライベートカー宮ニキ号で、足回りや駆動系をカスタマイズし、外装にはカーボンボンネットとGTウイングを装着しています。最高出力はダイナパック係数1.0で220PSとなっており、ノーマルから大幅なパワーアップはされていないライトチューン仕様です。

 宮ニキ号に装着されたCR-Sは前後ともに255/40R17サイズで、17×9J+45サイズのホイールに組み合わせ、オーナー自身のドライブによって評価してもらいました。

・255/40R17サイズ:2万7380円(送料税込)
・285/30R18サイズ:3万8930円(送料税込)
(共に2025年3月現在の価格です)

蘇武選手が乗るのはHKSターボ仕様のGR86で、カスタムはひと通り手が入っている
宮ニキさんの愛車はライトチューンだが、経験から生み出された最適なセットが施されている

最速クラスのアマチュアドライバーはCR-Sをどう評価した?

宮ニキさんは「何度も使っている大好きなタイヤだ」と話していた
グリップが高く、周回してもタレが少なくタイヤカスも拾いづらいタイヤだと話す宮ニキさん

「プライベートでもCR-Sを使っている」という宮ニキさんは、CR-Sのグリップや剛性の高さを評価。

「剛性が高いことによってブレーキング時の姿勢を作りやすく、高速コーナーでもショルダーが倒れてしまわないため、扱いやすい」とのことです。

 また、タイムアタック向きのタイヤはいわゆる“おいしいところ”が少ないものも珍しくありませんが、「CR-Sは急激にグリップ力がタレることもなく、過去に耐久レースで1時間近く連続周回をした際も問題なく走りきれた」と耐久性も評価していました。

NAライトチューン仕様のGR86で1分2秒687をマーク!

CR-Sを履いた宮ニキさんのGR86は2周連続で1分2秒台をたたき出した
公式タイムで1`02.687! NAのGR86でこれはかなり速いぞ…

 宮ニキさんは3周のウオームアップを終えた後、4周目でアタックラップに入りました。そこで3秒切りである1分2秒687という好タイムをマークしたのです。そこからさらにアタックを続けて1分2秒812を出し、アタック後半でも2秒台をまた記録、その次の週は3秒前半というタイムでした。

 アタックを終えた宮ニキさんは、CR-Sが255/40R17サイズの場合、2025年3月時点で4本10万9520円(送料税込)という低価格であることも踏まえて、「このグリップ力は反則レベル(笑)」と高く評価。「走行後のトレッド面も変な削れ方や摩耗もせず、タイヤカスを拾いにくい特性もアタックタイヤとして高いレベルにある」と話してくれました。

 筑波サーキットのコース2000で1分2秒台といえば、ひと昔前では2リッターターボ4WD車のチューンドモデルが出していたものと同等であるため、それをNAのGR86で連発できるというのは、CR-Sのポテンシャルの高さを表していると言えそうです。

NANKANG「CR-S」の詳細はこちら!

【画像】ナンカンCR-Sを使った筑波サーキットテストの模様を画像で見る!(55枚)

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