ハイグリップラジアル、コンフォート、モータースポーツ用まで… 横浜ゴムの「ADVAN」タイヤ7種類を織戸学と織戸茉彩がサーキットで一気に試乗!【PR】
進化してもネオバらしさ健在! ストリート最強(※)タイヤ「NEOVA AD09」
ADVAN=NEOVAというイメージもあるくらい、ADVANブランドのスポーツタイヤとして長い歴史と高い知名度を誇るADVAN NEOVAの最新モデルAD09は、NEOVAらしさを追求したストリート最強(※)のスポーツタイヤとして知られています。
※横浜ゴムのタイヤ商品内における位置付け
ちなみに、NEOVA AD09の開発には学さんもテストに関わっているほか、トレッドパターンのデザインは学さんのスケッチがベースだと言うから驚きです。
学さん「何度も乗っているタイヤだけれど、こうやって他の銘柄と乗り比べてみると、やっぱり“NEOVAらしさ”があるよね。グリップ力は高いのに硬すぎない、だからしなやかにつぶれながら粘ってくれるし、ブロックが大きいから剛性があって安定感もある。NEOVAという歴史の進化、進捗を感じさせてくれるよ。
ただ、サーキットを走るなら車両の規定値ではなくエア圧を下げて使いたいかな。ここ一発のタイムはもっと出るタイヤだからね」
【参考タイム】49秒771
茉彩さん「サーキットで安心、安定して走れるのはもちろんですが、街乗りでも乗りやすくてデザイン性が高いのもお気に入りのタイヤです。家からサーキットまでNEOVA AD09で行って、サーキットできちんとタイムを出した後にそのまま帰ってくる。そんな、使い方ができるのはNEOVA AD09ならではの魅力だと思います」
【参考タイム】52秒594
NEOVAの開発ドライバーのひとりでもある学さんは、昔から変わることのない“NEOVAらしい”タイヤと評価。愛車のGR86にもNEOVA AD09を装着している茉彩さんは、デザイン性、サーキット走行、街乗りを全て高次元でまかなえるタイヤだと評価しました。
ラジアル最強クラスのグリップ!? 扱いやすさも光る万能タイヤ「A052」
続いては、スポーツラジアルタイヤとして非常に高いドライグリップを持ち、サーキットではハイパフォーマンスな走りを楽しめると共に、サーキットへの往復移動も意外と(!?)快適と評判のタイヤ、ADVAN A052をチェックします。
学さん「スポーツラジアルタイヤの最高峰として、高い剛性と圧倒的なグリップ力、そして温まりやすさと扱いやすさ。どれをとってもバツグンにいいね! 空気圧をもっと落とせば、モータースポーツ用タイヤに近いグリップを発揮してくれるんじゃないかな。
ただ、ここまでグリップ力が高いとサスペンションが負けがちになってしまうので、本当はもう少しダンパーの減衰力を締めたいね(ここまでの試乗では減衰力中央値で試乗)。でも乗り心地も悪くないのがさすがだね。溝が浅めだから街乗りで使うのはもったいないけど、街乗りでも快適に使えるはずだよ」
【参考タイム】48秒967
茉彩さん「コーナリング中の安定感やグリップ感が非常に高くて、アベレージスピードも上がったからか次のコーナーがすぐにやってくる印象さえ受けるタイヤでした。NEOVA AD09よりもさらにサーキット寄りな印象ですが、乗り心地も悪くないし、音も大きくないんですよね。走っていても安心感が非常に高く、滑り出しも穏やかで扱いやすく、タイムもきっちりと出るタイヤでした」
【参考タイム】52秒025
ADVAN A052はサーキットのタイムアタッカーからも高い信頼と実績を得ているタイヤですが、意外にも快適で騒音も少ないタイヤだと評価されました。学さんが言う通り街乗りで使うには少々オーバースペックかもしれませんが、サーキットへの道中でも快適に走れるハイスペックタイヤです。
圧倒的なグリップ力の反面 快適さは低めの「A050(M)」
最後にテストしたのは、一般的なラジアルタイヤではなく、モータースポーツ用タイヤのADVAN A050で、コンパウンドはサーキット走行全般に適しているとされるMコンパウンドをチョイス。
このタイヤはモータースポーツ用ということもあり、タイヤの空気圧を冷間1.6キロまで落とし、ダンパーの減衰力も中間から10段締めた状態でテストを実施しました。
学さん「A050の登場は2007年だから、登場から時間がたったタイヤだけど、いまだに乗ると興奮するタイヤだね。サーキット向けのタイヤらしいワンランク上の剛性感とグリップ力は現役レベルで、さすがはモータースポーツ用タイヤだと感心させられるよ。
例えるなら、A052が市販車をベースとしたチューニングカーで、A050はピュアなレーシングカーという感じで、そもそもの出自(しゅつじ)が違うと言えるね。空気圧を落としたことももちろんあるけど、温まりやすさやグリップ力が一般的なラジアルタイヤとは別物だよ」
【参考タイム】47秒632(温間1.9キロ時)
茉彩さん「一般的なラジアルタイヤとは違う圧倒的なグリップ力のサーキット向けタイヤという感じで、思わず攻めすぎてしまうほどでした。冷間1.6キロの空気圧でスタートして、50秒798が出た後に空気圧を測ったら1.9キロまで上がっていたので、空気圧を温間1.7キロまでに下げたらグリップ力がさらに上がって、空気圧管理の大切さも感じられました。
一方でロードノイズはかなり大きめで、剛性が高いせいか乗り心地も決して良くないです。モータースポーツ用のタイヤですから、ある程度の割り切りは必要だと思います」
【参考タイム】50秒159(温間1.7キロ時)
A050 Mコンパウンドで走ったおふたりの印象は、共通して「他のタイヤとは別物のグリップ」と言うことでした。しかし、快適性能や乗り心地は一般的なラジアルタイヤと比べると劣る印象なので、サーキットまではラジアルタイヤで行って、サーキットでA050に履き替えて楽しむ…といった使い方が合っていそうです。
7種類のADVANタイヤを一気に試乗したふたりに印象を聞く
今回は一気に7銘柄のADVANタイヤを乗り比べるというテストを実施しました。
テストが終わった後に今日1日の印象を学さんに聞いてみると「今まで2銘柄の比較はやったことがあったけど、7銘柄というのは初めてでいい経験になりました。それぞれのタイヤにしっかりキャラクターがあって、タイヤの違いを改めて感じることができたけど、出たタイムはほぼイメージ通りだったかな。
今は街乗りのタイヤにNEOVA AD09をメインに使っているけど、今回テストしてみてADVAN Sport V107のバランスがとても良くて、次に履くタイヤとして選びたくなったね」と話しました。
続いて茉彩さんに今日1日の印象を聞いてみると、「7種類も1日で試乗するなんてなかなかない機会でしたが、履いたことがあるタイヤは街乗りの印象とサーキットでの印象はそこまで大きく変わらないことが分かりました。
実は茂原ツインサーキットを走るのは今回が初めてだったので、最初は苦戦したけど後半はコツもつかんできて、少しづつタイムアップできたのもうれしかったですね。
今回のテストで特に印象的だったのは、ADVAN dB V553です。コンフォート性能が高いだけでなく、スポーティな走りも意外とこなせることに驚きました。ただコンフォートなだけじゃないんだ…と、イメージがかなり変わって好印象です」と話してくれました。
タイムだけが違いじゃない! 自分のクルマや使い方に合ったタイヤを選ぼう
今回は参考としてタイム計測も実施しましたが、タイムに表れないタイヤの特性などもおふたりが話してくれたので、ADVANラインナップのタイヤ選びで悩まれているユーザーにとっては非常に参考になる意見を聞くことができたのではないでしょうか。
より詳しいタイヤの詳細やサイズラインナップなどは、ぜひ下部の赤いボタンから横浜ゴムの公式サイトをチェックしていただき、自分のクルマや使い方に合った1本を見つけてもらえればと思います。
[Driver:織戸学/織戸茉彩 Text:小鮒康一 Photo:土屋勇人]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。