格安タイヤなのに普段使いからドリフトまでOK! マックストレック「マキシマス DS-01」をレーシングドライバーの蘇武喜和が徹底試乗!【PR】
不快な突き上げ感はナシ!高速道路での長距離移動でも快適に走れそう
続いての高速道路でのインプレッションは80~100km/hの速度域での走行となりました。
高速道路での巡航速度になるとどんなタイヤでもパターンノイズが大きくなるものです。80km/h程度ではやや気になるものの、100km/h程度まで速度をあげていくと、車両の風切り音や排気音なども大きくなることで相殺され、ノイズが悪目立ちするということはありませんでした。
乗り心地に関しては一般道の走行のときと同じく快適な印象は変わらず、路面のつなぎ目などの大き目な段差を乗り越えたときの不快な突き上げ感も皆無です。
スポーツカーユーザーはサーキットに向かうまでの道中で高速道路を使う人も多く、長距離移動が苦になるタイヤの装着は現実的ではありません。
しかし、マックストレック MAXIMUS DS01では、「265という幅広サイズでも変にわだちにハンドルを取られることもなく、長距離移動も楽にこなせそうなタイヤという印象」と蘇武選手は話しており、普段使いのポテンシャルの高さにも良い印象を抱いていました。
扱いやすさ、トラクション性能、煙の量、減り方までニジュウマルだ!
そして最後のテストは、筑波サーキットのジムカーナ場を使用したドリフト走行でのチェックです。
実はこのMAXIMUS DS01は、ドリフト競技の最高峰「D1グランプリ」で実際に使用することができる登録申請済みのタイヤになっており、実力の高さが窺い知れます。まずは定常円旋回からタイヤをチェックしていきましょう。
MAXIMUS DS01はトレッドウェアが160という柔らかいコンパウンドのため、「剛性が低いかもしれない」という懸念が蘇武さんにはあったようですが、実際に走らせてみるとサイドウォールの剛性が高く、タイヤが柔らかすぎるというコメントはありませんでした。
また、「縦方向(加減速)と横方向(旋回)のグリップバランスがよく、ブロックの剛性不足感もないため、ものすごく扱いやすい印象」だったそうです。
その印象は8の字走行をした時でも変わらずだったようで、「コントロールのしやすさはもちろんのこと、熱ダレ感や煙を多めに出すような走り方をしてもブロックの飛びや剥がれもなく、最後まで使い切れるタイヤ」だと言います。
「走行を繰り返すうちにリアの内圧が3.2kPa(キロパスカル)まで上がり、その際は横方向のグリップがやや低下する印象があった」とのことですが、エアを2.4kPaまで調整して内圧を下げると横方向のグリップも増したため、GR86ターボのようにパワーのある車両で使えるのはもちろん、ローパワーな車両でもエア圧を高めにすることで、ドリフト走行を楽しむことができそうです。
サーキットを想定したレイアウトでは3速を使ったドリフトにもチャレンジしてもらいましたが、速度域が上がってもトラクション性能の良さとコントロール性の高さは変わることはなく、ギャラリーにアピールできるような白煙多めの走行も難なくこなします。
60℃からグリップが上がる特性ということで熱ダレの懸念もあったようですが、実際のところは「連続走行を行っても急にグリップレベルが低下することもなく、ドリフトでも長時間走り続けることができるタイヤ」(蘇武選手)であることが分かりました。
今回はドリフト走行でのインプレッションとなりましたが、「グリップ走行の練習用などにもピッタリではないか」ということで、蘇武選手も思わず「自分の練習用マシンに履かせたい!」と話してしまうほどの実力を持ったマックストレック MAXIMUS DS01。
プロのレーシングドライバーをここまで唸(うな)らせる実力を持ちながらも、265/35R18のサイズで送料税込1万6020円、4本買っても送料税込で6万4080円と、圧倒的なコストパフォーマンスを持ち合わせたマックストレック MAXIMUS DS01。
気になった人は、ぜひオートウェイのサイトから自身のクルマに合うサイズをチェックしてみてください。
[Driver:蘇武喜和 Text:小鮒康一 Photo:土屋勇人]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。