1万円ちょいで18インチのハイグリップタイヤが買えるって!? タイ発のOTANI(オータニ)BM2000をジャーナリストが徹底試乗!【PR】
サーキットでは見た目を裏切らないスポーツフィーリングを実感!
今回の舞台は千葉県袖ケ浦市にある「袖ケ浦フォレストレースウェイ」です。全長2436mと長めの距離を誇るこのサーキットは、高速コーナーや複合コーナーが多く、タイヤの性能を試すにはうってつけのサーキットだといえます。
実際にサーキットを走ってみると、やる気のある見た目を裏切らないグリップ性能を発揮してくれました。
縦方向、横方向ともにグリップの限界がなかなか高く、Sタイヤまでは行かないけれども、胸を張ってハイグリップタイヤと言い切れるくらい、頼りがいのあるグリップを感じます。
ですが、ここでもステアリング切り始めの初期応答のシャープさは少なめに感じました。操舵(そうだ)角が若干大きめになるところが気になりますが、そのクセさえつかんでしまえばソコソコ速く走れそうです。
そして、このタイヤの一番の美点とも言えるのが、コントロール性の高さです。
滑り出しがとにかく穏やかで 腕を磨きたい人には特におすすめ!
試乗車のBRZターボはなかなかのじゃじゃ馬なのですが、テールスライドする瞬間の動きが読みやすく、その後も手の内に収めやすい特性があったこともうれしい性能でした。
滑り始めの感覚が非常にわかりやすく、もし滑ったとしても一気にグリップ力が抜けることはなくヌルヌルっと滑ってくれるので、スライドのリカバリーが非常にしやすいのです。
これは、これからサーキットを走ろうと思っている人や、中級以上のレベルにあるサーキットユーザーが腕を磨くために走り込むタイヤとしてもうってつけです。
そんな「BM2000」で走った袖ケ浦フォレストレースウェイでのベストタイムは1分18秒82でした。
当日は気温25度、気圧1003.6hPa、ところどころハーフウエット路面だったことを考えればまずまずといったところでしょう。
LAP1 1’22.33
LAP2 1’20.76
LAP3 1’20.17
LAP4 1’19:30
LAP5 1’18.82 ⇦ BEST!
LAP6 1’19.21
LAP7 1’19.05
LAP8 1’19.42
溝が深く減りも穏やかなので サーキット走行でも長く遊べそうです!
実は春先にも同じクルマと同じタイヤで走っているのですが、その時は1分17秒前半のタイムが出ていましたから、気温が低く条件の良い日であればさらなるタイムアップも期待できるでしょう。
走り終えた後のタイヤを見てみると、摩耗はトレッドウェア180という低い数値にしては悪くない印象があるため、周回を多く重ねるような遊び方でも長く使うことができそうです。
また、前述したようにブロックの溝も深いため、一般道での寿命も長いのではないかと思いました。
そんなオータニタイヤの「BM2000」ですが、冒頭でも述べたとおり、今回装着した235/40R18サイズの場合、1本あたりの送料税込み価格は1万2800円という破格の価格設定ですから、これからサーキットを走り込んで腕を磨きたい人にはうってつけのタイヤと言えるでしょう。