お値段以上の7270円! ダヴァンティ「オールトゥーラ」は価格以上の性能を感じるオールシーズンタイヤだった!【PR】
昨今は様々な物価の高騰が目立ちますが、タイヤも例外ではありません。では、「価格は安くて性能が高いタイヤはないの?」と言う話になりますが、それが今回紹介するダヴァンティの「オールトゥーラ」というオールシーズンタイヤです。
価格は安くて性能が高い…そんなタイヤは実際にあるのか?
タイヤは定期的な交換が必要なパーツの一つです。残り溝が1.6mm以上ないと車検が通りませんし、仮に溝が残っていても年数を重ねるとタイヤのゴムの柔軟性が失われ、本来の性能が出せなくなります。
そのため、寿命を迎えたら速やかに交換してほしいのですが、中には「消耗品にそこまでお金は出せない」と言う声も聞きます。だからと言って、そのまま乗るのは安全の観点からもダメでしょう。
となると、「性能は良くって価格が安いタイヤはないの?」と言う話になりますが、それが今回紹介するダヴァンティというブランドのタイヤです。
ダヴァンティ(DAVANTI)はイギリスに拠点を持つタイヤブランドで、創業は2014年と若いブランドになります。タイヤブランドとしては比較的小規模ですが、現在は世界60か国以上に展開をおこなっていて、欧州主導の製品開発ながら、日本の軽自動車サイズからSUV向けの大きなサイズまで幅広いラインアップを誇ります。
そして気になる性能についてですが、イギリスの「TREAD」やドイツの「IFV」など第三者機関によるテストで性能を実証されるなど、お墨付きのブランドだそうです。
とは言っても、タイヤの性能は実際に走らせてみないとその実力は分かりません。そこで、今回セレクトしたダヴァンティのタイヤは、オールシーズンタイヤの「オールトゥーラ」。このタイヤ、まずはその価格が驚きで、195/65R15サイズの場合だと、送料税込で7270円(※)と言うびっくりプライスなのです。
その話を聞いた時、筆者は「ダメなタイヤだったらダメって書きますよ」とあらかじめスタッフに宣言したこともお伝えしておきます。オールシーズンタイヤはメジャーブランドでも開発に苦労しているのに、そんなに甘くないよ…と。
※ 195/65R15サイズ 2023年10月現在の価格
リアルな雪道を求めて、取材陣は春の北海道へ飛んだ
2023年3月某日、我々取材陣は雪を求めて北海道に飛び立ちました。今回の試乗車はトヨタの4代目プリウスのE-Fourモデルで、タイヤサイズは純正と同じ195/65R15をセレクト。タイヤを履かせるアルミホイールは「ヴェルザンディPW-S10」を使用しました。
まずは試乗前にタイヤをチェックしてみましょう。タイヤの顔となるトレッドは、オールシーズンタイヤに多い方向性を持ったV字のパターンで、ブロックはセンターから外側に向かうにつれて大きくなるデザインとなっています。
そのブロックに刻まれるサイプ(細かい溝)を見ると、スタッドレスタイヤのトレッドに配されるサイプに近い印象です。
オールトゥーラに使われるコンパウンドは、夏の暑い路面にも冬の冷たい路面にも対応する特別配合の化合物を採用しており、オールシーズンタイヤに求められるあらゆる路面に対応するそうです。
タイヤの表面を押してみると、オールシーズンタイヤにしては比較的硬めな印象を受けました。速度レンジの記号がVR(240km/h超)になっているので、ドライ路面の走行性能はかなり高いのかもしれない…と推測できます。
その乗り心地の良さは、メジャーブランドのプレミアムタイヤ並み!
まずは舗装路面を走ってみましょう。一般道で驚いたのは乗り心地の良さで、入力の優しさや凹凸のいなし方はメジャーブランドのプレミアムタイヤ並みと言っていいレベルです。ただ、静粛性はオールシーズンタイヤに多い「シャー」と言うノイズが多少聞こえてきます。
ただ、タイヤのテストのためにオーディオをオフにしてチェックしているからこの音が聞こえてくるものの、ノイズの大きさ自体は低いので、普通の人がオーディオをかけてドライブしていれば気にならないレベルです。
直進安定性が高く、高速道路では疲れ知らずで移動することが可能
高速道路の走行では、ステアリングセンター付近の落ち着きもよく、直進安定性はお世辞を抜きにしてもなかなかのレベル。レーンチェンジをしてみると、ブロックのヨレを感じないと言えば嘘になりますが、そのヨレ方に連続性があるので不安な感じはなく、クルマが嫌なフラつき方をすることはありません。
実は高速道路での試乗チェックに大雨に降られた区間があったのですが、驚いたのはドライよりもウエット路面の方がグリップ感が強かったことです。
この辺りは方向性のあるトレッドパターンと特殊配合コンパウンド(低い温度で効果を発揮するレシピ⁉)の効果かな…? と予想しています。ただ、アクセルOFF時の抵抗はちょっと大きい感じで、肌感覚ではメジャーブランドが発売するスタッドレスタイヤの1割減くらいかな? という印象でした。
ワインディングでは車との一体感を感じる走りで不安な感じは無し
ワインディングを走らせてみると、ブロックのヨレやゴムの柔らかさなどから、ステアリングの切り始めに僅かに不感帯があり、舵を入れた時にノーズがスッとインを向く感じはありませんが、それはあくまでも標準的な夏タイヤと比べるとの話です。
コーナリング時はレーンチェンジの時と同じくヨレ方に連続性があるので、ハンドリング特性は決して機敏ではないもののダルな感じはなく、想像以上に一体感があるフットワークだと感じました。コーナーを高い速度で駆け抜ける…という走りをしない限りは問題ないでしょう。