ホンダ「新型白バイ」公開! 排気ガス出ず“選手”先導!? 都知事「皆さんも追いかけられないように」 箱根駅伝で目撃されたバイクとは
2026年の第102回箱根駅伝は、青山学院大学が大会新記録で優勝を飾りました。そんな熱戦の裏で、バイクファンが注目したのが先導車両です。今回、警視庁はホンダ製の新型EV白バイ「WN7」を初投入。排ガスゼロでランナーを守る、最新の「働くバイク」に迫ります。
青山学院の大会新Vの影で密かに注目された「静かな」先導車、ホンダのスゴい「白バイ」とは
正月の風物詩、箱根駅伝。
東京・大手町から箱根・芦ノ湖間を往復する学生長距離界最長のレースは、青山学院大学が総合タイム10時間37分34秒の大会新記録(復路新・総合新)で制しました。
國學院大學との激闘など数々のドラマが生まれた今大会ですが、バイクファンとして見逃せないのが、選手たちを先導した「白バイ」の劇的な進化です。
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走は、青山学院大学が圧倒的な強さを見せつけ、見事に総合優勝を果たしました。
2位の國學院大學とは2分33秒の差をつけ、3位には順天堂大学が入るなど、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。
全10区間、合計217.1kmに及ぶこの過酷なレース 。選手たちの息遣いまで聞こえてきそうなほど緊迫した場面で、常に彼らの前を走り続けたのが、警視庁の「新型白バイ」です。
今大会の1区と10区で先導車両としてデビューを果たしたホンダ製の白バイを見て「おや?」と思った人もいたのではないでしょうか。
この白バイは従来のようなエンジンの排気音が聞こえず、マフラーも見当たらない。そして何より、SF映画から飛び出してきたような近未来的なデザインをしています。
これは東京都が2025年12月19日にお披露目した新型EV白バイ「WN7」です。

今回、箱根路を駆け抜けたこの車両。東京都が「ゼロエミッション東京」の実現に向けて導入したもので、これまで海外メーカーのEVバイクは採用例がありましたが、国内メーカーが製造したモーターサイクルタイプのEV白バイとしては日本初の事例となります。
実車を見ると、従来のCB1300P(白バイ仕様)といった迫力ある車体とは異なり、カウルとボディが一体化したようなスマートなシルエットが特徴的です。
スペックは最高出力600ccクラスのガソリン車と同等ですが、注目すべきはトルクで、リッタークラス(1000cc)のエンジン車に匹敵する強大なトルクを発揮するとされています。
電気モーター特有の、回した瞬間に最大トルクが立ち上がる特性は、ストップ&ゴーを繰り返す白バイの任務にはうってつけと言えそうです。
また、車体構造もユニークです。従来のバイクのようなパイプフレームを持たず、車体中央にあるアルミ製のバッテリーケースそのものを骨格の一部とする構造を採用。
これにより、部品点数を減らしつつ、シンプルで力強い造形美を実現しているのです。
前述の2025年12月19日に開催された発表会では、小池百合子都知事とタレントのつるの剛士さんが登壇。
発表会でつるの剛士さんは「ウルトラマン感がある」「シルエットがスマート」と感想を述べています。
また小池百合子都知事は「実はこれまでもこのEV白バイというのはマラソン大会の先導などにも使われておりましたが、その全てが実は海外製でございました。今回、東京都の脱炭素化に向けた取り組みにご賛同いただいた日本メーカーが製作した車両が初披露したEV白バイになります」と語っていました。
静寂の中に秘めた1000cc並みのトルクは、違反車両を逃がさない頼もしさも兼ね備えています。
また「皆さんも追いかけられないように」という小池百合子都知事のコメント通り、公道で見かけた際は、その静かでスマートな走りに見惚れつつも、改めて安全運転を心がけたいものです。

Writer: くるまのニュース編集部
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