ホンダ「ミニ・NSX」!? ほぼ“軽サイズ”の超小型「本格スポーツカー」がスゴイ! パカッと“開かない”斬新「リトラ風ライト」で完全再現! ワイズスクエア“NS660”は「S660+143万円」でカスタム可能!?

「東京オートサロン2025」では、ホンダ「S660」をベースに初代「NSX」を再現したカスタムカーが話題となりました。一体どんなモデルだったのでしょうか。

ホンダ「ミニ・NSX」!? ほぼ“軽サイズ”の「本格スポーツカー」がスゴイ!

 世界最大級のカスタムカーイベントとして知られる「東京オートサロン」。次回は2026年1月9日から11日にかけて、千葉県の幕張メッセで開催される予定です。

 そんな東京オートサロンですが、2025年に開催された前回のイベントにおいて、ホンダの軽オープンスポーツカー「S660」をベースに、往年の名車「初代NSX」のスタイリングを忠実に再現したモデルが登場し、来場者の視線を集めました。

ホンダ「ミニ・NSX」!? ほぼ“軽サイズ”の「本格スポーツカー」がスゴイ!
ホンダ「ミニ・NSX」!? ほぼ“軽サイズ”の「本格スポーツカー」がスゴイ!

 新潟県のカスタムショップ「WAISE SQUARE(ワイズスクエア)」が製作したこの車両は、当初「miNiSX660」の名で公開され、後に「NS660」へと改称された本格的なカスタムカーです。

 エクステリアのモチーフとなっているのは、1990年に登場した初期型NSX(NA1型)。

 フロントバンパースポイラー、フェンダー、サイドスカート、リアウイング、エンジンフードなど、構成される外装パーツは約18点に及びます。

 フロントフェイスには、初期型NSXの象徴であるリトラクタブルヘッドライトのデザインが採用されていますが、構造上開閉はせず固定式となっています。

 一方でリア周りには本物のNSX用テールランプが移植されており、後方からのビジュアルは実車と見紛うほどの再現度を誇ります。

 開発を手掛けたワイズスクエアの塚野氏は、当初ホンダ「ビート」をベースにする構想を持っていましたが、加工のしやすさや、将来的に透明なエンジンフードを採用してエンジンを見せるカスタムへの発展性などを考慮し、S660を選択したといいます。

 デザインプロセスにおいては、単にNSXの寸法を縮小してS660に当てはめる手法は取られませんでした。

 軽自動車並みのサイズやS660のホイールベースに合わせて全体のバランスを再構築する必要があったため、最新の3Dスキャンやデザイン技術を駆使し、違和感のないプロポーションを作り出しているのです。

 ちなみにボディは拡幅されており、軽自動車枠を超えて普通車登録となります。

 そんなNS660の特徴は、外観の再現性だけではなく、サーキットでの実走行を想定した機能的な設計がなされています。

 2025年4月には富士スピードウェイにおいて走行テストが実施され、雨天というコンディションながら2分21秒台のタイムを記録。

 さらに同年8月に開催された「K4-GP」10時間耐久レースには「TEAM WONDER」として実戦投入されました。

 レース中盤にはクラス2位まで浮上する速さを見せ、終盤のガス欠により最終順位はクラス8位となりましたが、トラブルによるリタイアやクラッシュもなく10時間を完走し、高い耐久性と走行性能を実証したのです。

 このモデルは、2025年9月の「東京ゲームショウ2025」にも出展されたほか、キットの市販化も行われています。

 販売形態は大きく分けて2種類あり、未塗装のボディキット(ヘッドライト、NSX純正テールランプ含む)が143万円(消費税込、以下同)。

 塗装、取り付け、車両登録までを含めたフルパッケージ仕様が250万円で展開されています。

 本家のNSXがコレクターズアイテムとして価格高騰を続ける中、NS660はS660の軽快な運動性能を維持しつつ、名車の雰囲気を現実的な価格と維持費で楽しめる一台として、独自の立ち位置を確立しているのです。

【画像】超カッコイイ! これがホンダ「ミニ・NSX !?」です!(33枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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