首都高が「料金改定」を実施へ 最大「490円」値上がり 「維持管理コスト」の上昇で 2026年10月改定にむけて料金案を発表
首都高は、2026年10月に料金改定を実施予定であると発表しました。
最大490円の値上がり 「維持管理コスト」の上昇で
首都高は2025年12月24日、2026年10月に料金改定を実施するにあたり、改定案を発表しました。
維持管理コストの上昇を理由としています。

料金改定では、1kmあたりの料金を1割引き上げます。現行の料金制度では、普通車の場合で1kmあたり29.52円でしたが、改定後は32.472円となり、約3円の値上げとなります。
例えば、15kmを超え、20km未満では、現行の制度では810円となりますが、改定後は880円になります。
普通車の最大料金は、現在が1950円となっているのに対し、2130円と180円の値上がりです。そのいっぽうで、6km未満の短い1区間だけ利用する場合の下限は変更なく、普通車では従来通り300円となります。
料金の高い特大車では、現行の制度では上限が5080円だったものが5570円となり、最大で490円の値上がりです。
また、2025年度に期限を迎える割引に関しては、5年間の延長が図られます。
現行の割引制度では、「大口・多頻度割引」「都心流入割引」「都心流入・湾岸線誘導割引」「環境ロードプライシング」「深夜割引」があり、一部で料金見直しに伴い、割引後の額に変更が生じますが、継続して設定されます。
今回の料金改定にあたり、首都高は「急激な労務費・材料費の高騰や激甚化する災害などにより維持管理コストが上昇している」と説明しており、2025年10月に「首都高の持続可能な道路サービスに関する検討会」を設置し、検討を進めてきたといいます。
なお、今後はこの改定案に基づいて国民からの意見を募集し、関係自治体の議決を経て、国土交通省に許可申請を行う予定で、2026年10月の改定を予定しているとしています。
Writer: くるまのニュース編集部
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