トヨタ「GRヤリス」より安い!? “格安”高級外車「ジャガー」“2人乗り”スポーツカーどんなモデル? 全長4.5m未満の美しいボディに「V8」エンジン搭載のFタイプとは
国産スポーツカーのトヨタ「GRヤリス」。その新車価格は約450万〜600万円ですが、実は中古車市場に目を向けると、かつて数千万円した「夢のスーパーカー」が同じ予算で狙えてしまいます。今回はGRヤリスの購入検討者も思わず迷ってしまう!? 禁断の「同価格帯・輸入スポーツカー」を紹介します。
GRヤリスの価格で狙う英国の「ピュアスポーツカー」
かたや現代最強のラリーホモロゲカー、そしてもう片方は伝統のフラッグシップ2ドアクーペ。もし同じ価格帯なら、あなたはどちらを選びますか?

WRC(世界ラリー選手権)を始め世界中のラリーシーンを席巻する、トヨタの最強コンパクト「GRヤリス」。1.6リッター直3ターボにハイテク4WDを搭載した最速ラリーウエポンは、性能だけではなく価格も破格です。
新車での販売価格は448.0万円~582.5万円。日本国内では、もはや高級車の部類に入ります。
その高性能ぶりは納得できるとしても、この金額なら他にも魅力的な車種があるのでは? そう考える人も少なくないでしょう。そんなクルマ好きに、今回紹介するのは英国の高級ブランドであるジャガーのクーペモデル「Fタイプ」です。
往年のスポーツカー「Eタイプ」以来、〜タイプの名称がつく2シータースポーツカーとしては約50年ぶりのモデルとして登場した「Fタイプ」。日本市場には2014年4月に投入されました。
ロングノーズ・ショートデッキのFRクーペらしいフォルムのボディは、オールアルミニウム製。2シーターならではの美しいスタイリングと軽量ボディ由来の走行性能の良さが特徴的な、フラッグシップクーペです。
2024年の生産終了までには、大きくわけて3種類のエンジンが搭載されています。登場当初は5リッターのV8スーパーチャージャーと、3リッターのV6スーパーチャージャーの2種類でスタート。3リッターには出力違いで380馬力と340馬力が用意されました。
その後2017年には、ジャガー・ランドローバーの世界戦略エンジン「インジニウム」のガソリンエンジンを搭載した、2リッター直4ターボを新たに追加。まるでライトウエイトスポーツかのような、軽快な走りが楽しめるモデルでした。
基本的にはFRに8速ATの組み合わせでしたが、エンジン種類によっては4WDモデルや6速MTモデル(共に2014年11月からラインナップ)も存在しています。
Fタイプの特徴といえば、ひと目でわかる美しいクーペフォルムと、エンジンごとに違いのある優れた走行性能でしょう。全長が4.5mにも満たないコンパクトさからは想像もできないような、豪快な走りが楽しめるV8モデル。
V6モデルもパワフルですが、軽さを生かしたフットワークの良さが光りました。2リッターはノーズの軽さがすぐにわかるほどの軽快さが特徴的。ワインディングでは、バランスの良さをいかした気持ちのいい走りが楽しめるモデルです。
いざ購入するとなるとどれも甲乙つけ難い、悩ましい選択となるでしょう。
そんなFタイプですが、新車時には1000万円を悠に超えるような高級クーペでした。しかし、現在の中古市場では半額以下で購入することもできます。
世代的には初期型の前期、2リッターが追加された2017年以降の中期、大幅なファイスリフトを行った2020年以降の後期に分けられますが、GRヤリスと同価格帯で狙えるのは、前期と中期のモデルとなります。
2025年12月現在50台ほど現存しているFタイプの中古車ですが、そのうち半分は500万円以下で販売されています。前・中期の3リッターモデルが中心とはなりますが、V8モデルや2リッターモデルも選べます。ただ、後期型はどんなに安くても600万円台を下まわることはなさそうです。
中古車を見ていると、意外にも走行距離の少ないモデルが多いことに気づきます。5万km未満どころか、3万km未満ですらまだ容易に見つかるほどです。Fタイプの性格上、メインで使われる場面が少ないからかもしれません。
年式の割には、距離があまり乗られていない個体がチラホラ見受けられます。状態のいい中古車を狙うのなら、今のうちかもしれません。
今回の価格帯で選ぶのであれば、3リッターモデルがオススメできます。というのも、一番個体数が多くさまざまな候補から選ぶことができるからです。よりパワフルな仕様が欲しければ380馬力グレードを狙うのもいいですし、ゆったりGT性能を楽しみたいのなら340馬力でも十分に楽しめるでしょう。
新車時には800万円以上で売られていたモデルばかりですので、装備類にも不満はないでしょう。快適装備は一通り揃っています。
歴代最強のホモロゲマシンか、はたまた魅惑のブリティッシュスポーツカーか。同じ金額を払うとなると、じつに悩ましい選択です。もし後者を選ぶのであれば、なくならないうちに状態のいい個体をお求めください。
















































