日産「“新”スポーツカー」初公開! 「ちいさなボディ」&パワフルな「ハイブリッド」採用? スポーティなブリスターフェンダーがイイ“RS”名乗る「NISMOコンセプト」どんなクルマに?

日産は、2026年1月に開催される「東京オートサロン2026」に、「NISMOコンセプト」を出品すると発表しました。一体どのようなクルマなのかを考えてみます。

日産の新スポーツカーどんなモデル?

 日産が2026年1月9日より11日に開催される「東京オートサロン2026」に、「NISMOコンセプト」を出品すると発表しティザー画像を初公開しました。説明は「NISMOの特別なコンセプトモデルを発表します」のみ。

 写真は、暗闇の中に浮かび上がるリアのストップランプまわりと、「RS」の文字が確認できるボンネット先端を上から見たもの、という2点のみです。一体、どんなクルマなのでしょうか。

日産「“新”スポーツカー」!
日産「“新”スポーツカー」!

 NISMOコンセプトの内容を考える上でヒントとなるのが、出品概要発表の前日である12月16日の日産の「日産自動車とNMC、NISMOブランドの新たな取り組みを発表」というリリースです。

 NMCとは日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社を意味します。レースを行うNISMOと、カスタマイズを行うオーテックが合流した日産の子会社です。そして、その発表とは、NISMOブランドを通じて、日産全体の価値向上を目指すというものでした。

 その内容は、モータースポーツ事業の継続と、カスタマイズ事業の拡大、そしてヘリテージ・レストア事業の拡大という3つとなります。ここで重要なのがカスタマイズ事業の拡大です。日産は、今後、NISMOロードカーシリーズのラインナップをグローバルで倍増させ、販売台数を1.5倍、海外販売比率を現在の約40%から60%に増加させたいというのです。

 そして、その実現の旗頭として、「プロトタイプモデルを製作し、その車両を次年度以降のレース活動に実戦投入して熟成し、市販化をめざします」と予告したのです。

 つまり、東京オートサロン2026に出品される「NISMOの特別なコンセプトモデル」とは、NISMOロードカー拡充のために、レースで熟成し、市販化を目指す、プロトタイプモデルと見ていいでしょう。

「ノートオーラNISMO」をよりハードにカスタム

 改めて公開された2枚の「NISMOコンセプト」の写真を見てみれば、そのディティールには見覚えがあります。車体いっぱいに横に走るバックランプのデザインは「ノートオーラ」にそっくりです。

 また、ボンネット先端に丸く、日産エンブレムがはみ出るのもノートオーラの特徴的なデザインです。

 一方で、リア周りの写真には、まるでアニメのガンダムの顔のような、巨大なダクトがあることが確認できます。現状の「ノートオーラNISMO」にもリアバンパーの外側にダクトが設けられていますが、もっと薄く小さなものです。

 あれほど大きなダクトを備えるのであれば、とんでもない大きなブリスターフェンダーが必要になります。元の車体から、タイヤ半分ほどもワイドになった車体になるのではないでしょうか。

 また、レースに参戦して熟成するというのであれば、その場は、日産も参加している開発の場となるスーパー耐久「ST-Q」クラスになるのかもしれません。気になるのは、シリーズハイブリッドである「e-POWER」のままレースに出るのかどうかということです。

 その場合、「シリーズハイブリッドのe-POWERでもレースで戦える!」とアピールすることになるのでしょう。逆に、ハイブリッドではなく純粋なエンジン車を用意して、特別なノートオーラNISMOとして日本だけでなくグローバルで売るという可能性もあります。

 どちらにせよ、とんでもないブリスターフェンダーで武装した、やる気満々のド派手なクルマになることは間違いありません。1月の東京オートサロン2026で公開される雄姿を楽しみに待ちましょう。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。

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