日産「“新”スポーツカー」初公開へ! 走りの「MT」×400馬力超え「V6TT」搭載! 旧車デザインがイイ「“後輪駆動”モデル」フェアレディZ NISMOまもなく登場

日産が「東京オートサロン2026」の出展概要を発表しました。それによると、2026年夏予定の「フェアレディZ」のマイナーチェンジにて追加される「NISMO」のMT仕様が展示されるそうです。「フェアレディZ」のNISMOのMT仕様は、どんなクルマなのでしょうか。

MTのハイパワースポーツカー

 日産が2026年1月9日~11日に開催されるカスタムカーの祭典である「東京オートサロン2026」の出展概要を発表しました。メインとなるのがNISMOの特別なコンセプトモデルとなりますが、ショー会場で、その脇をかためる存在となるのが「フェアレディZ NISMO」のMT仕様となるようです。

 フェアレディZは2022年8月に発売となった日産の誇るスポーツカーです。現行モデルは、ヘリテージなデザインを採用するなどしたこともあり、あまりの人気の高さで一時、受注停止になってことがあるほど。ちなみに、現在は注文が再開されています。

MTハイパワースポーツカー誕生へ!
MTハイパワースポーツカー誕生へ!

 そのフェアレディZが2026年夏にマイナーチェンジを実施。そのマイナーチェンジでは、高性能版であるフェアレディZ NISMOにMT仕様を追加するというのです。そして、「東京オートサロン2026」にはMT仕様が展示されると予告されました。

小見出し:走行性能を磨き上げ、ルックスも特別な「フェアレディZ NISMO」

 フェアレディZ NISMOは、2023年夏に発表された2024年モデルで追加された高性能版です。日産のホームページでは「フェアレディZのテーマは、『ダンスパートナー』。それはフェアレディZも不変です。

 ただ、NISMOの場合、そのダンスの相手が違うというイメージです。フェアレディZが流麗なダンスなら、NISMOはブレイクダンスです」とNISMO仕様と基準モデルとの違いが説明されています。

 具体的にフェアレディZ NISMOは、3リッターV型6気筒ツインターボエンジンの出力を、ノーマルの298kW(405PS)から309kW(420PS)に、最大トルクを475Nmから520Nmにアップさせています。またシャシー、ブレーキ、ステアリング、ボディを強化。新たに「トラクションモード」やNISMO専用のドライブモードといった制御系も追加されています。

 エクステリアは、フロントグリルをはじめ前後バンパー、鍛造ホイールなどNISMO専用パーツを採用。低重心かつ長く伸びやかなスポーツ感を演出しています。

 インテリアでも、NISMO専用チューニングのレカロ製シートを採用するなど特別なものとなっています。ちなみに価格は、基準車が549万7800円のところ、NISMOは935万2200円となっています。

小見出し:マイナーチェンジでMTを追加

 重要なのは、2024年モデルから追加されたフェアレディZ NISMOは、9M-ATxと呼ばれるAT仕様しかないことです。もちろん、トランスミッションそのものも変速レスポンスと耐久性を高め、俊敏なシフトチェンジを可能としています。しかし、MT仕様がこれまで存在しなかったのです。

 それに対して、2026年夏のマイナーチェンジで、6速MT仕様が追加されることが発表されたのです。日産いわく「ハイパフォーマンスを操る歓びをより強く感じられるために」というのがMT仕様を追加した理由とか。

 サーキットを速く、コンマ01秒でもタイムを削りたいのであれば、MTよりもATが勝ります。そのため日産最強モデルであった「NISSAN GT-R」も2ペダル仕様でした。そういう意味で、速さを求めるNISMO仕様がATであったことも納得できます。

 しかし、やっぱり市場からは、「操る歓び」を求める声が大きかったのでしょう。確かに、速さではなく、歓びを求めるのであれば、MT仕様が欲しくなるのも理解できます。MT仕様が欲しいと思うのであれば、来夏を待つのが正解ということでしょう。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。

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