首都高が1年で一番混む「“年末渋滞シーズン”」突入! 「いつもより3倍時間かかります」 全線で「ほぼ丸一日」渋滞 ピークは「19日の金曜日」 特に混雑する路線と時間帯は?

首都高が1年で最も混雑する期間に突入しました。いつ、どこの区間がどれほどの混雑となるのでしょうか。また、年末年始の混雑はどうなるのでしょうか。

ほぼ全線で大渋滞 通過に「通常の3倍以上」の時間がかかる可能性も

 年末にかけて、首都高が混雑します。2025年では、12月の「第3週の後半」「第4週」が特に混雑するといいます。

 いつどの区間で、どのように混雑するのでしょうか。

 一般的に、高速道路では年末年始の帰省などで、冬休みに入った12月27日前後から年明けの1月4日頃までが混雑のピークとなります。

 しかし首都高では業務利用が多いために、「年末年始より少し前」の時期に混むのが特徴で、この時期は業務交通が集中することから、1年のなかで特に渋滞が多いといいます。

 これは年末に備え、各取引先へ挨拶回りに行くクルマが増えたり、お歳暮やクリスマスといった物流需要の増加、年末最終営業日までに納品を済ませる配送車両などが集中するためです。

 道路交通情報では、12月の中旬から冬休みに入る直前の平日は、首都高のほぼ全線において渋滞が発生していることがわかります。

首都高「年末混雑」シーズン突入(画像:northsan / PIXTA(ピクスタ)・イメージです)
首都高「年末混雑」シーズン突入(画像:northsan / PIXTA(ピクスタ)・イメージです)

 2025年では、12月のうち第3週の後半から第4週にかけて混雑します。

 ピークとなる日は、12月18日(木)〜19日(金)、12月22日(月)〜12月26日(金)です。

 この期間は、深夜帯を除いたほぼ全日・全線にわたって渋滞や混雑が発生すると予想されています。

 このうち、最終週に入る前の19日(金)は渋滞が「非常に多い」と予想されています。

 昨年(2024年)12月の実績で特に混雑した区間の所要時間は以下の通りとなります。

●通常所要時間の「3.0倍以上」かかる区間と時間帯

・湾岸線(東行) 辰巳JCT・東京港トンネル付近:11時〜18時
・湾岸線(西行) 東京港トンネル・辰巳JCT付近:7時〜13時
・C2中央環状線(内回り)/5号池袋線(上り) 中野長者橋付近:6時〜15時
・C2中央環状線(外回り)/5号池袋線(下り) 板橋本町付近:13時〜20時
・3号渋谷線(下り) 池尻付近:16時〜20時
・4号新宿線(上り) 西新宿JCT付近:8時〜10時・15時〜16時
・4号新宿線(下り) 永福付近:17時〜19時
・5号池袋線(下り)/C1都心環状線(外回り) 飯田橋付近:14時〜18時
・6号三郷線(上り) 加平付近:6時〜17時
・6号向島線(上り)/7号小松川線(上り) 箱崎JCT付近:7時〜18時
・K1横羽線(上り)/K7横浜北線(上り) 浅田付近:9時〜12時
・S1川口線(上り) 鹿浜橋付近:5時〜10時・12時〜13時

●通常所要時間の「1.5〜3.0倍」かかる区間と時間帯

・C1都心環状線(内回り) 芝公園付近:10時〜19時
・C1都心環状線(外回り)/羽田線(上り) 浜崎橋JCT付近:8時〜11時・12時〜16時・17時〜19時(11時〜12時・16時〜17時は3.0倍以上)
・C2中央環状線(内回り)/6号向島線(下り) 千住新橋付近:8時〜13時・14時〜16時・18時〜19時(13時〜14時・16時〜18時は3.0倍以上)
・1号羽田線(上り)/K1横羽線(上り) 羽田トンネル付近:6時〜7時・9時〜17時(7時〜9時は3.0倍以上)
・3号渋谷線(上り) 大橋JCT付近:6時〜17時
・3号渋谷線(下り) 池尻付近:9時〜16時・20時〜23時
・4号新宿線(上り) 西新宿JCT付近:6時〜8時・10時〜15時・16時〜18時
・4号新宿線(下り) 永福付近:9時〜17時・19時〜20時
・6号向島線(下り)/C1都心環状線(外回り) 箱崎JCT付近:8時〜10時・13時〜18時・19時〜20時(10時〜13時・18時〜19時は3.0倍以上)

 なお、12月27日(土)〜1月4日(日)までの年末年始期間は、渋滞が少なく推移する傾向にありますが、1月2日(金)は例外で、初詣などで渋滞が多いと予想されています。

 いっぽう、年末年始期間でも、レジャーに向かうクルマなどで、一部は混雑が予想されています。

 湾岸線の川崎浮島JCT付近では東行・西行両方向とも、また湾岸線の葛西付近では千葉方面に向かう東行で、それぞれ渋滞が予想されています。

 これ以外でも、東名高速や中央道、関越道、東北道、常磐道、京葉道、東関東道からの渋滞が、首都高まで伸びる可能性も示しています。

 首都高は、「ご利用日・時間帯の変更など、余裕を持ったご利用をお願いいたします。」と呼びかけています。

※ ※ ※

 通行量が増えると事故も多発します。12月は事故も多く、特に渋滞が発生していると、前方不注意による追突事故や、曲がった先が見えない「ブラインドカーブ」での事故が発生します。

 また、年末年始は気温が低くなり、路面の凍結の可能性もあります。

 タイヤチェーンの携行やスタッドレスタイヤの装着といった冬の準備とあわせて、普段よりも車間距離を開け、速度を落として運転することが大切です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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