新車236万円! 日産が「“新”実用向けコンパクトバン」発売! 「5ナンバーサイズ」に「7人乗り仕様」もあり! 全面刷新前の“熟成モデル”「NV200バネット」仕様変更で何が変わった?
日産の小型バン/ミニバン「NV200バネット」が一部改良しました。何が変わったのでしょうか。
新型登場予告も「熟成モデル」が登場
日産の小型商用バン/ミニバンとして安定した人気を誇っている「NV200バネット」が、2025年11月に一部仕様向上を実施しました。
果たしてどのような変更がなされたのでしょうか。

NV200バネットは2009年5月に日本国内で販売が開始されました。1978年に初代が登場した商用バン バネットを祖とするモデルで、通算5世代目に当たるもの。
先代まではフロントシート下にエンジンを搭載するキャブオーバータイプの車両となっていましたが、このNV200バネットからはフロントにエンジンを搭載するFFレイアウトとなり、より乗用車ライクに運転することができるようになっています。
日本仕様は1.6リッターのガソリンエンジンが搭載されており、トランスミッションはCVT(4WDモデルは4速AT)が組み合わされ、過去には5速MTも一部グレードに設定されていました。
メインは4ナンバー登録の商用バンですが、5ナンバー登録のワゴン仕様もラインナップされており、2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りが用意されるのも、今となっては希少なものと言えるでしょう。
そんなNV200バネットの今回の一部仕様向上では、ユーザーの快適な運転をサポートする「先行車発進お知らせ機能」に加え、使い勝手の良い「ドアロック連動格納機能付ドアミラー」や車線変更をサポートする「コンフォートフラッシャー(ウインカーレバーを軽く操作するとウインカーが3回点滅する機能)」を全グレードで標準装備。
また「VX」「GX」「16X-2R」「16X-3R」には、サイドターンランプ付きドアミラーを採用し、右左折時におけるターンランプの視認性を向上させています。
内装に関しては、全席シートを「抗菌仕様」にするとともに、運転席と助手席には「スパイナルサポート機能」を追加することで、長時間のドライブにおける疲労感の低減に貢献するようにもなりました。
さらにキャンピング架装などカスタマイズを楽しむユーザーのために、VX、GX、16X-2R、16X-3Rのそれぞれに「Outdoor Black Edition」を新たに設定。
これは「サンドベージュ モノトーン」のボディカラーと、ブラックの前後バンパー、ドアハンドル、バックドアフィニッシャー、ホイールを組み合わせた専用色とすることで、引き締まった印象を与えるとともに、アウトドアでも映える専用デザインにしたもので、カスタマイズベースにピッタリな仕様となっています。
一部仕様向上したNV200は12月15日に発売予定で、価格(消費税込)は、バンが236万3900円から313万1700円、ワゴンが258万600円から280万3900円です。
なお、すでにNV200バネットは2026年度中の生産終了がアナウンスされており、後継モデルが2027年度に投入されることも合わせて発表されていますが、熟成が進んだ現行型も魅力的と言えるのではないでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。




































































































