「見たかった…」 トヨタ「次期ハイエース」は200系・300系サイズ展開!? 東京展示も地方巡業”ナシ!? 実車見れず嘆きの声も

トヨタが世界初公開した「ハイエース コンセプト」。待望の“200系サイズ”維持が判明し話題沸騰ですが、その後の「地方ショー」となる名古屋や大阪では展示されず、今後の福岡、札幌でも展示されないことが分かりました。実車確認を熱望するファンからは落胆の声も。注目の次期型サイズ詳細と、地方巡業“不在”に対するユーザーの反響を解説します。

トヨタ「次期型ハイエース」世界初公開も“地方巡業”ナシ!? 待望の「日本サイズ」実車が見られない… ユーザーの嘆きと「2つのサイズ」の真相

 2025年10月30日から開催された「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー2025)」において、トヨタは次期モデルを示唆する「ハイエース コンセプト」を世界初公開しました。

 200系ハイエースのサイズ感を維持したコンセプトモデルの登場に、多くのファンが沸き立ちましたが、一方で東京以後の「地方開催」における展示予定がないことに対し、ユーザーからは様々な声が上がっています。

トヨタ「ハイエースコンセプト」東京展示も地方巡業”ナシ!?  実車見れず嘆きの声も
トヨタ「ハイエースコンセプト」東京展示も地方巡業”ナシ!? 実車見れず嘆きの声も

■「200系サイズ」維持の衝撃! 開発者が語る“市販化”への想い

 日本の物流を支える商用バンの代名詞、トヨタ「ハイエース」。現行モデルである200系は2004年の登場以来、20年以上にわたり販売されているロングセラーモデルです。

 海外ではすでにボディサイズを拡大した「300系」が主力となっていますが、日本の道路事情には大きすぎるため、国内ユーザーからは「次期型も現行サイズを維持してほしい」という切実な願いが寄せられていました。

 そうしたなか、今回のジャパンモビリティショー2025で披露された「ハイエース コンセプト」は、まさにその期待に応えるものでした。

 展示されたのは、従来の200系と同等サイズのモデルと、海外向け300系相当の大型モデルの2種類。

 外観は2023年に公開されたコンセプトカー「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」の系譜を感じさせる、直線基調のシンプルな箱型デザインを採用しています。

 開発担当者は、このタイミングでハイエースの名を冠した理由について「あくまでコンセプトモデルではありますが、より市販に近づいてきたということで“ハイエース”の名前が与えられました」とコメントしています。

 単なるデザインスタディではなく、次期型を見据えた実践的なモデルであることがうかがえます。

 また、注目のボディサイズについても、担当者は「比較的小さいロールーフモデルは“200系”ほどのサイズ、比較的大きいハイルーフモデルは“300系”ほどのサイズ」と明言しました。

 このように、日本国内での取り回しを考慮したサイズ感が維持されていることは確実のようです。

 機能面でのトピックは、助手席側のBピラー(柱)をなくした大開口構造です。助手席ドアと後部スライドドアを開け放つことで広大な開口部が生まれ、長尺物の積載性が飛躍的に向上しています。

 パワートレインに関しては、トヨタの「マルチパスウェイ」戦略に基づき、BEV(電気自動車)だけでなく、ガソリンエンジンなどの内燃機関も想定されており、多様なニーズに応える拡張性が確保されています。

■「実車が見たいのに…」地方ショーでの展示はナシ

 東京でのジャパンモビリティショー閉幕後、同イベントは名古屋、関西(大阪)、福岡、札幌と全国を巡回します。

 しかし、注目を集めたこの「ハイエース コンセプト」に関しては、現時点で名古屋・関西(大阪)では展示されず。今後の福岡、札幌でも展示の予定はありません。

 東京会場に行けなかった地方のファンにとって、地元のショーは実車を確認できる貴重な機会でした。

 それだけに、ユーザーから落胆の声とともに、実車確認を熱望するコメントが多く見受けられます。

「200系サイズが本当に維持されているのか、自分の目で確かめたかった」、「仕事の相棒になるか気になった。運転席の広さや荷室の使い勝手を見せてほしかった」、「地方でも現場でハイエースを使う職人も多い。なぜ持ってきてくれないのか」、「ピラーレスの強度やドアの開閉感覚は、写真だけじゃ分からない」

 特に、仕事で現行ハイエースを使用しているユーザーにとっては、次期型のサイズ感やユーティリティは死活問題です。

「200系サイズ維持」という朗報があったからこそ、それを実感できる機会を求める声が強まっていると言えるでしょう。

※ ※ ※

 地方巡業での展示がないことは残念ですが、今回のコンセプトモデルによって、トヨタが「日本のハイエースユーザー」を見捨てていないことが明確になりました。

 カヨイバコから進化したエクステリアや、運送シリーズで統一された機能的なインテリアなど、商用車としての「プロの道具感」と「先進性」を融合させた次期ハイエース。

 開発担当者が「現物を見に来ていただければ、大きな期待を持っていただけのではないか」と語った自信作だけに、今後の市販化に向けた詳細情報の公開や、改めて実車に触れられる機会が設けられることが待たれます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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