日産「“新型”SUV」世界初公開! 横一文字「ライト」&ツルツル顔がイイ! 全長4.8m級の「ちょうどいいサイズ」採用の「NX8」中国で登場
日産と中国東風汽車の合弁会社「東風日産」は2025年12月6日、2026年上半期に発売予定のピュア電動SUV「NX8」を世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
日産の新型ミドルサイズSUV
日産と中国東風汽車の合弁会社「東風日産」は2025年12月6日、2026年上半期に発売予定のピュア電動SUV「NX8」を世界初公開しました。
日産は、中国市場において、バッテリー電気自動車(BEV)をはじめとする、いわゆる新エネルギー車(NEV)の新世代モデルを「N」シリーズとして展開しており、2026年末までに5車種投入する計画です。

すでにセダンタイプの「N6」と「N7」が市場投入されており、今回発表されたNX8はそれに続く第3弾モデルとなります。
中大型SUVに位置づけられるNX8のボディサイズは全長4870mm×全幅1920mm×全高1680mm、ホイールベース2917mmです。日本でも販売されている「アリア」(全長4650mm×全幅1850mm×全高1650mm、ホイールベース2775mm)よりひと回り以上大きく、ファミリーユースでも十分に広さを感じさせるパッケージです。
エクステリアは、日産ブランドの象徴である「Vモーション」デザインをフロントに溶け込ませるように配置するとともに、ライトをシームレスに連なる横一文字タイプと、その下にバンパー形状に沿って配置しています。
リアまわりも横一文字のランプを採用しており、内部には前後合わせて2065個ものOLED(有機EL)素子を使用することで、きめ細かな発光表現と先進性を演出しています。全体として、ほどよく曲線を用いながら、すっきりとした印象に仕上げています。
インテリアやパワートレインに関する詳細は現時点で公表されていませんが、新世代の800V規格に対応するシリコンカーバイド(SiC)プラットフォームや、安全性が高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーなどを採用しています。
東風日産のNシリーズは、中国市場向けに特化して企画された電動車ブランドであり、ラインナップ拡充によって同市場での競争力強化を狙います。今回のNX8は、需要の大きい中大型SUVセグメントに投入されるモデルだけに、今後の販売戦略において重要な役割を担うことになりそうです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

























































































