ホンダ新型「NSX」!? “ミッドシップ”の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! “リトラ”の旧車デザイン×カーボンファイバーの軽量ボディ採用のJASモータースポーツ「テンセイ」伊国に登場へ
イタリアのエンジニアリング会社「JASモータースポーツ」は2025年12月2日、ホンダの初代「NSX」をベースに、「ピニンファリーナ」と共同開発した高性能ロードカー「Tensei(テンセイ)」を初公開しました。どのようなモデルなのしょうか。
新型NSX!?
イタリアのエンジニアリング会社「JASモータースポーツ」は2025年12月2日、ホンダの初代「NSX」をベースに、フェラーリなど数多くの名車を手がけてきた名門カロッツェリア「ピニンファリーナ」と共同開発した高性能ロードカー「Tensei(テンセイ)」を初公開しました。

これは、ホンダの象徴的なスーパースポーツを現代の技術で蘇らせるレストモッド(旧車を現代風にアップデートしたカスタム)プロジェクトで、初代NSXをいまの時代に相応しい形で再構築する試みです。Tenseiという車名は、日本語の「転生」(生まれ変わること)に由来にします。
ベース車両の初代NSXは1990年にデビューしました。量産車として世界初となるオールアルミ・モノコックボディを採用した歴史的モデルです。
当時の出力自主規制値いっぱいの280馬力を発揮する高性能な3リッターV型6気筒DOHC VTECエンジンを横置きミッドシップに搭載し、「イージーに乗れるスーパーカー」という独自の価値観で市場を切り開きました。
そんな名車を今回レストモッドという形で蘇らせるJASモータースポーツは、1995年設立のレーシングコンストラクターです。1998年以降、ホンダの公式パートナーとして多くのレース車両の開発に携わっており、長年積み重ねてきたノウハウを、今回のテンセイに注ぎ込んでいます。
パワートレインなど詳細なスペックは今後段階的に公開される予定ですが、ボディは軽量で高剛性のカーボンファイバーを使っているといいます。
デザインはリトラクタブル(格納式)ヘッドライトやリアサイドのエアインレットなど初代NSXの象徴的なエッセンスを採用しつつ、ワイド化を図るとともにフロントフェンダーにエアアウトレット、ボディ下部にエアロパーツを装着しています。
また、ドアミラーカバー上半分をブラックカラーにするなど、細部に新たな意匠を加えることで、クラシックとモダンが調和した仕上がりとなっています。
ピニンファリーナがスーパーカー分野で培ってきた造形力を、ホンダの名車に注ぎ込むという点でも注目度は高く、世界中のファンが続報を待ち望むモデルです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































































