日産の新型「ルークス」に注目! “クラストップ”の室内空間や「ミニバン並みの収納力」がイイ! 内外装デザイン&パワトレ異なる「2つの仕様」を乗り比べて分かった実力とは?
日産の新型「ルークス」は、クラストップの室内空間とミニバン並みの収納力を備えた注目のスーパーハイト軽です。デザインや快適性に加え、NAとターボの走りの違いも気になるところです。その実力を自動車研究家・山本シンヤ氏が乗り比べました。
4代目登場―デザインと室内の完成度を徹底チェック
日本で発売される乗用車の約3割が軽自動車。その中でも最も人気のジャンルがスーパーハイト系で、最近では全体の半分を超える割合だといいます。
この“3強”―ホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」がひしめくジャンルに日産が投入しているのが、今回紹介する日産「ルークス」です。

現行モデルは2025年に発売された4代目となります。すでに「くるまのニュース」ではプロトタイプをテストコースで試乗した記事を掲載していますが、今回はリアルワールドでの試乗となります。
エクステリアは「かどまる四角」をコンセプトに、軽規格の中で最大限スペースを表現したデザインが特徴です。
Aピラー上端を従来モデル比で100mm前方に出したことで、よりスクエアな印象になっていますが、どこか日産「キューブ」を思い出させます。
従来モデルと同様にノーマルとハイウェイスターが用意されますが、ハイウェイスターはライバルのような押し出し満載の顔つきや、メッキギラギラとは一線を画した新しい提案となっています。
ボディカラーも豊富で、特徴的な塗り分けが目を引く2トーンを含め、計17種類が用意されています。
どれも魅力的で悩ましいところですが、残念なのは2トーンの組み合わせに使われるベース色が少ないこと。
個人的にはテーマカラーの「ソルベブルー」をベースにした2トーンがあるといいなと思ったのですが、それをデザイナーの入江真一郎氏に伝えると、「ボディカラーは季節やイヤーモデルでアレンジしていきたい」とのことでした。
![クラストップの室内長はもちろん、開放感のあるデザインや多種多様なシートレイアウトも魅力の1つ(写真:日産「ルークス Gターボ プロパイロットエディション」[インテリアカラー:チャコールグレー])](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/12/20251206_nissan_roox_-75.jpg?v=1765000305)
室内はクラストップの室内長に加え、エクステリア同様「かどまる四角」のコンセプトでリビングルームのようにスッキリ・クリーンに仕上げられています。
インパネには軽ナンバーワンの大型ディスプレイや、ファブリック巻きのインパネ(メーカーオプション)、本革を超える手触りのステアリングなど、驚くほどの質感の高さが感じられます。
それでいながらクラストップの室内長(開放感のおかげで従来モデルより広く感じる)と、ミニバン並みの収納力を誇る豊富な収納スペースなど、機能性にも抜かりありません。
個人的には、充電しながらスマホを立てておけるインストスライドボックスはナイスアイデアです。



































































































