トヨタ「小さいランクル」に熱視線! 全長4.5mのちょうどいいサイズにラダーフレーム搭載! 手頃な価格に「これなら買える!」の声もある新型「ランドクルーザーFJ」とは!
「ジャパンモビリティショー2025」で、トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」のプロトタイプが披露されました。「ランクル」ファミリーでは小さい部類に入ることから大いに注目されています。
トヨタ「小さいランクル」に熱視線!
2025年10月末に開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」にて、トヨタ新型「ランドクルーザーFJ(以下、ランクルFJ)」のプロトタイプが披露されました。
全長が4.5m台と「ランクル」ファミリーでは小さい部類に入ることから非常に注目されています。
どのようなモデルなのでしょうか。

ランクルFJのプラットフォームは、タイで販売されているピックアップ「ハイラックスチャンプ」のラダーフレームの改良版を搭載し、パワーユニットは最高出力163馬力の2.7リッターガソリンエンジンのみです。
ボディサイズは全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mm、ホイールベース2580mmと公表されています。
この数値だけを見ると、サイズ的には現行「RAV4」に全高を230mm足した程度に見えますが、ホイールベースは意外に短い(ショート)ことが注目されます。
RAV4のホイールベースは2690mmあり、ランクルFJはそれより110mm短く、むしろ「ヤリスクロス」の2560mmに近いぐらい。ということは、後部座席のニースペースもヤリスクロス並みとなることが予想され、後席にゆったりと座って移動できるモデルではないかもしれません。
そんなランクルFJの購入を検討するKさん(50代男性)に話を聞いてみました。
大きく豪華になった「ランドクルーザー(300系)」は高額になりすぎたため、「ランドクルーザー250」を次の愛車に考えていたところ、ランクルFJが公開され、関心を持っているそうです。
「2m近い全高なうえに、最低地上高が240mmもあるそうです。ということは、一般的なSUVよりもかなり高めに設定され、ランクルの名にふさわしい悪路走破性を確保しているのではないかと期待しています。
前後のオーバーハングの短さもショートホイールベースなのも、ジムニーと一緒でオンロードよりオフロードでの走行を重視した作りなのでしょう」
実車を確認すると、サイドステップまで装備されているほど着座位置が高く、後席に座るには「よっこいしょ」と登る必要があります。これはクロカンらしい着座ポジションといえ、サイズ的にも近い「ランドクルーザー70」に匹敵するような悪路走破性を確保しているものと思われます。
「その割には、ラゲッジスペースはけっこう広そうですね。また『パートタイム式4WD』ということは、普段は2WD走行になるので、燃費も思ったより稼げそうだと期待しています。
車両価格もランクルのなかでは手が出しやすい金額になるようだという噂は聞いていますので、すでにローンのシミュレーションをはじめました」(ランクルFJの購入を検討するK氏)
オーナー予備軍の方々にとって、嬉しいのはランクルファミリーとしてはお手頃な車両価格に落ち着きそうなこと。
既に海外で販売されている車種のプラットフォームを使用し、搭載されるパワーユニットも「ハイラックス」などに使用されている2.7リッター、さらにパートタイム式4WDであればセンターデフなどの複雑な機構も省略できるため、生産コストがかなり抑えられることが推測されます。
「これもあくまで噂なのですが、300万円台後半から400万円台前半あたりの価格になるのではないかと聞いています。
この価格帯ならなんとか工面できそうなので、予約が早く始まってほしいなと思っています」(ランクルFJの購入を検討するK氏)
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JMS2025での注目度は高く、多くの来場者がランクルFJを入念に確認していたのが印象的でした。
この“小さなランクル”は争奪戦となることは間違いないと言え、欲しい人は早めにディーラーに相談したほうがいいでしょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。



















































































