ホンダは2025年12月4日、ミドルクラスSUVの新型「CR-V」に関する情報を、2026年2月の発売に先駆けて公式ウェブサイトで先行公開しました。

　加えて、同車に用意される新たな純正アクセサリーを初公開しています。

　CR-Vは1995年の初代デビュー以来、世界累計1500万台以上を販売したホンダを代表するグローバルモデルです。

　日本国内では2022年に先代モデル（5代目）の生産が終了して以来、燃料電池車の「CR-V e：FCEV」を除き、量販モデルの導入が途絶えていました。

　今回先行公開されたのは、この先代モデルの販売終了から約3年ぶりに復活する、最新の「e：HEV」を搭載した6代目モデルです。

　外観は、歴代の象徴である縦型リアコンビネーションランプを踏襲しつつ、上質な安定感と力強いSUVらしいシルエットを表現。ボディサイズは先代より拡大され、全長4700mm×全幅1865mmとなり、ゆとりある室内空間を実現しました。

　内装では、後席足元空間を拡大したほか、リクライニングを8段に増やし、新たにシートスライド機構を装備することで、荷室の拡大を含めた実用性を向上させています。

　プラットフォームとパワーユニットは上級セダン「アコード」と共有となり、パワーユニットは2リッター直噴エンジンと高出力モーターを組み合わせた第四世代の「スポーツe：HEV」がベースです。

　これに専用のハイ／ロー2段のエンジン直結ギアが装備され、駆動方式はリアルタイムAWDを設定します。

　安全面では、ホンダのSUVとして日本初となる「ホンダセンシング360」を搭載。レーダーやカメラの広角化により、街中での事故回避機能や、高速道路での運転負荷軽減機能が大幅に進化しました。

　価格や詳細なスペックは未発表ですが、スポーティ仕様の「RS」や日本専用の「RS ブラックエディション」が設定される見込みで、正式発売に先立ち12月12日より先行予約が開始されます。

　そんな新型CR-Vに対して、ホンダ車の純正アクセサリー手掛けるホンダアクセスがカスタムパーツを開発しました。

　新型CR-V用純正アクセサリーは、「堂々・威厳」をデザインコンセプトに、スポーティで洗練された印象を想起させる「Urban Premium (アーバンプレミアム)」とさらなる風格とタフな存在感を与える「Tough Premium (タフプレミアム)」の2つのエクステリアコーディネートを提案します。

　なかでも、「RSグレード」との相性がいい「アーバンプレミアム」は、同グレードが持つスポーティさをさらに際立たせ、エクステリアの印象を引き締めるブラックのアクセントとボディカラーのコンビネーションで、都会にも溶け込む洗練されたスタイルを演出。

「フロントロアースカート」「サイドロアーガーニッシュ」「テールゲートスポイラー」といったパーツが用意されます。

　一方のタフプレミアムは「RS ブラックエディション」に適したアクセサリーとなっており、メタリックの陰影がフロントマスクの輪郭を際立たせ、重厚感のある力強い印象を実現します。