24年ぶり復活のホンダ「新型プレリュード」! “タイプR”足回り&「S+シフト」にも注目! 最新“ハイブリッドスポーツ”が米国で登場!

ホンダの伝説的なスペシャリティクーペ「プレリュード」が、ハイブリッドスポーツとして復活し、ディーラーに到着しました。タイプRの高性能パーツを組み込んだこの新型プレリュード(2026年モデル)は、はたしてどのようなクルマなのでしょうか。

タイプRのDNAを受け継ぐ! マニュアル車の感覚も味わえるハイブリッドスポーツ

 米国ホンダは、2025年11月18日(現地時間)、待望の2026年型プレリュードが各ディーラーに到着し始めたと発表しました。

 新型プレリュードは、ホンダのハイブリッド電動車ラインナップを「走りの楽しさと燃費効率の両立」で拡張する最新モデルです。

ホンダが新型「プレリュード」を米国で発表。シビックタイプR譲りの足回りを持つ“新世代スポーツクーペ”として復活を果たしました
ホンダが新型「プレリュード」を米国で発表。シビックタイプR譲りの足回りを持つ“新世代スポーツクーペ”として復活を果たしました

 パワートレインは、合計最高出力135kW(184馬力)・最大トルク315Nmを発揮するデュアルモーターと、最高出力104kW(141馬力)・最大トルク182Nmを叩き出す高効率な2.0リッター直噴アトキンソンサイクルエンジンを組み合わせ、素早く応答性の高い加速を実現します。このスペックは、日本仕様と基本的に同じです。

 注目すべきは、この2モーターハイブリッドシステムが従来のトランスミッションやCVTとは異なる「電気式無段変速機」を搭載している点です。

 これにより、トラクションモーターの駆動力を固定比ギアでダイレクトに伝達し、変速ショックのない、リニアで素直な加速と、高速巡航時の効率性を実現します。

 また、応答性の高いマニュアルシフトも可能にした「S+シフト」も採用。ドライビング体験を高めるドライブモードを設定し、パドルシフトで有段変速の感覚を体験することが可能となっています。

 さらに、ダウンシフト時のブリッピングやエンジン回転数の自動調整、サウンドエフェクト、MTモードも設定されています。

 ドライブモードは「コンフォート」「GT」「スポーツ」「個別設定」の4種を用意。エンジン・トランスミッションの応答性、パワーステアリングのアシスト量、サスペンションの減衰力などをドライバーの好みに合わせて設定できます。

 プレリュードは、ハイブリッド車として初めてシビック タイプRの高性能シャシを採用しています。

 トルクステアを抑えるデュアルアクシス・ストラット・フロントサスペンション、ワイド化されたトレッド、大径ブレーキを組み合わせ、専用チューニングの電子制御ダンパーを標準装備します。

 ブレーキはシビック タイプRと共通する構成で、フロントは軽量な約350mmローターにプレリュード専用ブルー仕上げのブレンボ製モノブロック4ピストンアルミキャリパーを組み合わせます。

 グレード構成は、日本仕様と同じくモノグレードで展開されます。装備は日本仕様と同様、千鳥格子模様のレザートリムを施したフロントスポーツシート、BOSEの8スピーカープレミアムサウンド、不快なロードノイズを低減する19インチノイズリデューシングアルミホイールなどを標準装備します。

 メーカー希望小売価格は4万2000ドル(1ドル=155円換算で約654万円)からとなります。

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 電動化時代にあっても「走る楽しさ」を追求するホンダの姿勢を体現した新型プレリュード。タイプR由来のシャシー技術と革新的なS+シフトが融合したこのハイブリッドスポーツは、スポーティさと快適性を両立し、米国でも多くの人から熱い視線を集めるでしょう。

【画像】超カッコいい! これがホンダ新型「プレリュード」です! 画像で見る

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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