約230万円! 日産の“スカイライン級”「新型セダン」がスゴイ! 全長4.8mの“ちょうどいいサイズ”&クーペ風ボディ採用! “物理スイッチレス”内装の中国「N6」とは
日産と中国東風汽車の合弁会社「東風日産」は2025年10月17日、セダンタイプのプラグインハイブリッド車(PHEV)「N6」を中国で発表、予約受付を開始しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。
「スカイライン」級の上級セダン!
日産と中国東風汽車の合弁会社「東風日産」は2025年10月17日、セダンタイプのプラグインハイブリッド車(PHEV)「N6」を中国で発表、予約受付を開始しました。

N6は、2025年春に発売された電気自動車(EV)「N7」と同様の新エネルギー車(NEV)技術アーキテクチャーを採用するPHEVです。1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンと21.1kWhのLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池)を搭載しています。
ボディサイズは全長4831mm×全幅1885mm×全高1491mm、ホイールベース2815mmで、同社の「スカイライン」ほどのサイズです。
エクステリアは、日産ブランドの象徴である「Vモーション」デザインのフロントグリルや、前後に配置されたLEDを255個使用した表情豊かなライトが特徴です。
優れた空力性能(Cd値0.248)とエレガントな造形を両立したスタイルとしながら、中国のファミリー層が求める信頼性や知性、快適性を満たす広々とした室内空間を実現しています。
コックピットは物理スイッチを排除したスッキリとしたデザインを採用。インパネ中央には15.6インチの2.5Kタッチスクリーンを備え(下位グレードは14.6インチ)、車載チップにはスナップドラゴン8155を採用しています。スマートAIアシスタントを搭載したほか、ベンチレーション&マッサージ機能付き電動調整シートをはじめとする快適装備の充実も特長です。
最高出力・最大トルクはエンジンが75kW・135Nm、モーターが155kW・320Nm。バッテリー容量21.1kWhは中国の同セグメント最大で、EV走行距離(中国独自のCLTCモード)は180kmとなっています。電池の充電量を30%から80%に高めるために要する時間はわずか17分。EVの充電インフラが十分でない地域でも高い利便性を発揮します。
装備の違いによるグレードおよび価格は、「PRO」が10万9900元(約230万円)、「MAX」が11万4900元(約240万円)、「MAX+」が12万1900元(約255万円)です。
東風日産は今後もEVやPHEVのラインナップを拡充し、生産・販売体制の強化を進めていく考えです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































































