高速PAから「ゴミ箱撤去」なぜ? 利用者からは「高い料金払ってるのに…」と賛否両論! 悪質マナー多く撤去も「いたちごっこ」になる? 相次ぐ切実な声

NEXCO中日本名古屋支社が、一部PAからゴミ箱を撤去すると発表し波紋を広げています。理由は家庭ごみ投棄などのマナー違反ですが、ユーザーからは「高い通行料に見合わない」「逆にポイ捨てが増える」と厳しい声が殺到。SNSで巻き起こる賛否両論の議論と、ユーザーたちの切実な本音を紹介します。

トイレのみPAからゴミ箱が消える? 突然の発表に衝撃

 2025年11月7日にNEXCO中日本名古屋支社はX(旧Twitter)で、管内の一部パーキングエリアからゴミ箱を撤去すると発表しましたが、大きな波紋を広げています。

 その背景には、家庭ごみの持ち込みや不審物の投棄といった深刻なマナー違反があるといいますが、利用者からは利便性の低下や、かえってポイ捨てが増加することへの懸念など、厳しい意見が相次いでいます。

 SNSを中心に巻き起こっている、この「ゴミ箱撤去」をめぐる論争とユーザーの本音に迫ります。

東海地区の一部のパーキングエリア(トイレのみのPA)から、ごみ箱を撤去しました。(画像:NEXCO中日本 名古屋支社)
東海地区の一部のパーキングエリア(トイレのみのPA)から、ごみ箱を撤去しました。(画像:NEXCO中日本 名古屋支社)

 高速道路を利用する際、ドライブの休憩スポットとして欠かせないのがパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)です。

 トイレ休憩はもちろん、車内で出たゴミを捨てるために立ち寄るドライバーも多いことでしょう。

 しかし、NEXCO中日本名古屋支社による「ある投稿」が、ドライバーたちの間で物議を醸しています。

 その内容は、東海地区にある一部のPA、具体的にはトイレのみが設置されている小規模なエリアから、ゴミ箱を撤去したというものです。

 同社はその理由として、家庭ごみや不審物の投棄が多発している現状を挙げ、安全確保や環境維持、防犯の観点から苦渋の決断に至ったと説明しています。

 なお、自動販売機の横にあるリサイクルボックスは、あくまで自販機で購入した飲料容器専用として残されるとのことです。

 この決定に対し、日常的に高速道路を利用するユーザーからは、驚きと戸惑い、そして憤りの声が数多く寄せられています。

■「サービス低下では?」 高速料金との兼ね合いに不満の声

 今回の発表を受けてもっとも多く見られたのが、高速道路の通行料金とサービスのバランスに対する指摘です。

 日本の高速道路料金は諸外国と比べても高額であるという認識が広まっているなかで、ゴミ箱という基本的な設備が削られることに納得がいかないユーザーは少なくありません。

 寄せられた声の中には、高額な通行料を徴収しているにもかかわらず、利用者へのサービスを低下させることへの強い反発が見られます。

 また、ゴミ処理にかかる費用が削減されるのであれば、その分きちんと料金を値下げするべきではないかという、理路整然とした意見もありました。

 さらに、高速道路上での物販とゴミ処理の責任について問う声も挙がっています。

 管内の他のエリアで飲食物を販売している以上、すべてのエリアでゴミ箱を設置するのは事業者の社会的責任ではないかという指摘です。

 移動中に発生したゴミを捨てる場所がないというのは、道路管理者として無責任に映るという厳しい見方も示されました。

■懸念される「ポイ捨て」の増加と、マナー違反への嘆き

 ゴミ箱を撤去したことによる「副作用」を懸念する声も後を絶ちません。

 物理的にゴミを捨てる場所がなくなれば、モラルの低い利用者が駐車場や路肩、あるいはトイレ内にゴミを放置していくのではないかという心配です。

 実際に、ゴミ箱が撤去された公園や他の施設で惨状を目にした経験から、PAでも同様に環境が悪化し、清掃の手間がかえって増えるのではないかと予想するユーザーもいます。

 一方で、NEXCO側が撤去に踏み切らざるを得なかった「原因」に対して、呆れや諦めの声も聞かれました。

 撤去理由にある「持ち込みごみ」の実例として、ファンヒーターやフライパンといった粗大ごみまでもが捨てられている現状を知ったユーザーからは、驚きの声が上がっています。

 一部の常識のない利用者によるマナー違反が原因で、通常の利用者が不便を強いられる状況に対し、怒りの矛先をどこに向ければよいのかわからないという嘆き節も見られました。

 マナーを守らない一部の利用者のせいで、どんどんルールが厳しくなり、不便になっていく。この「悪循環」に対し、多くのドライバーが複雑な思いを抱いているようです。

 ゴミ箱の撤去は、あくまで対症療法に過ぎず、根本的なマナー向上がなされない限り、いたちごっこは続いていくのかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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