高速の「謎の三角」知らなきゃ損! 「赤」は我慢、「緑」は希望! 形で見分ける? 意外と知らない「渋滞回避」の裏技とは
楽しいドライブを台無しにする高速道路の渋滞。実は電光掲示板の「三角マーク」を見れば、渋滞が「これから悪化する」か「解消に向かう」かが一目でわかるのをご存じですか 。正解率はわずか1割 。知っておけば休憩やルート選びで絶対に損しない、意外と知られていない道路情報の賢い活用術を紹介します。
「渋滞〇km」の横にある“小さな記号”の正体、「赤」は我慢、「緑」は希望! 形で見分ける攻略法
楽しいドライブの最大の敵といえば渋滞です。高速道路の電光掲示板には所要時間などが表示されていますが、その隅にある「赤や緑の三角マーク」に気づいていますか。
実はこれ、渋滞がこれから「悪化する」か「解消する」かを教える重要なサインなのです。
しかし正解率はわずか1割とのデータも。知っているだけで天国と地獄が分かれる、高速道路の「隠れコマンド」のような表示の意味を解説します。

行楽シーズンや連休のドライブは楽しみな反面、どうしても避けられないのが高速道路の渋滞です。
ハンドルを握るドライバーにとっても、同乗している家族にとっても、進まない車列はストレスの種になります。
そんな時、誰もが注目するのが道路上の電光掲示板です。
「渋滞5km」「所要時間20分」といった文字情報を見て、ため息をつくことも多いでしょう。
しかし、その掲示板の隅に、ひっそりと「三角マーク」が表示されることがあるのをご存知でしょうか。
普段は何気なく見過ごしてしまいがちなこの記号ですが、実はリアルタイムで変化する交通状況を読み解くための、極めて重要なヒントが隠されているのです。
非常に便利なこのマークですが、実はドライバーへの浸透度は驚くほど低いのが現状です。
ホンダアクセスの調査によると、赤い三角マークの意味を「渋滞が増加傾向であること」と正しく答えられた人は、わずか8.7%しかいませんでした。
半数以上の54.4%が「わからない」と回答し、さらに23.6%の人は「事故による渋滞」だと勘違いしていたという結果が出ています。
緑色のマークについても同様で、正解者はたったの10.7%。つまり、高速道路を走っているドライバーの約9割が、この有益な情報を活用できていないということになります。これは非常にもったいない話です。
では、この三角マークは具体的に何を伝えているのでしょうか。ポイントは「色」と「三角形の向き」です。
まず注意が必要なのが「赤色の三角マーク」です。
これは左側が低く、右側が高い形状をしており、グラフの右肩上がりのように「これから渋滞が増える(悪化する)」ことを警告しています。
これが出ている時は、この先さらに混雑が激しくなる可能性が高いため、覚悟が必要です。
一方で、見かけたらラッキーなのが「緑色の三角マーク」です。
こちらは逆に、左側が高く右側が低い形状で、「渋滞が減っている(解消に向かっている)」ことを示しています。
掲示板に渋滞情報が出ていても、この緑マークがあれば「自分が通る頃にはスムーズになっているかもしれない」と予測できるわけです。
この違いを知っているだけで、ドライブの戦略はガラリと変わります。
もし「赤色の三角」が見えたら、渋滞の悪化を見越して「手前のサービスエリアで早めにトイレ休憩と給油を済ませよう」といった判断ができます。
逆に「緑色の三角」なら、「もうすぐ抜けるから、このまま走り続けよう」と気持ちに余裕を持つことができるでしょう。
高速道路の渋滞は、交通量だけでなく事故などの突発的な理由でも発生するため、完全に避けることは難しいものです。
しかし、電光掲示板の数字だけでなく、この「三角マーク」の意味を理解してこまめにチェックすることで、渋滞に対する心の準備や柔軟なルート選択が可能になります。
Writer: くるまのニュース編集部
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