スバル「新オフロードSUV」がスゴい! ワイルドすぎるデザイン×車高アップで悪路走破性を強化! 「フォレスター ウィルダネス」国内導入に期待大!? どんなモデル?
スバルは「ジャパンモビリティショー2025」で「フォレスター」と「アウトバック」の「ウィルダネス プロトタイプ」を公開しました。米国で人気のこのタフなシリーズは、日本を含むグローバル展開が予告されました。どのようなモデルなのでしょうか。
スバルの新オフロードSUV「フォレスター ウィルダネス」がスゴい!
スバルは、2025年10月29日から11月9日まで開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」において、「フォレスター」と「アウトバック」の「ウィルダネス プロトタイプ」を国内初披露しました。
この「ウィルダネス」シリーズはアメリカで人気を博しており、スバルは今後、日本を含むグローバル市場で展開していくことを正式にアナウンスしています。

まず、フォレスター ウィルダネス プロトタイプは、米国で既に発表されている仕様に近い形で展示されました。
現行のフォレスターは、日本では販売を終了した「レガシィ アウトバック」の後継的な役割も担っており、スバル側は具体的な時期を明言していないものの、このフォレスター ウィルダネスについては日本導入の準備を進めているとのことです。
流れとしては、2026年内の導入もあるかもしれません。
フォレスター ウィルダネス プロトタイプはデザインと走破性の向上に特化しており、専用の前後バンパーや、随所に配された「アナダイズドイエロー」の差し色が目を引きます。
車高を上げ、前後バンパーの造形を切り上げることで、アプローチアングルやデパーチャーアングルを大きく確保。これにより、現行の日本仕様が持つモノコックSUVトップクラスの最低地上高220mmをさらに高め、悪路での車体下部の接触を防ぎ、走破性を向上させています。
米国では2021年にウィルダネスを発売。その少し前からフォレスターのリフトアップキットなどが市販され、比較的若い人たちが自然の中に入っていきながらキャンプをする、というようなアウトドアスタイルで使われていました。
そうなると、220mmという最低地上高では少し物足らないケースが出始め、自分達で車高を上げるという流れがあり、本格的だともっと車高を上げる人もいるそう。
そんな、本格的の少し手前のニーズに応えたのがウィルダネスというわけです。
フォレスター ウィルダネス プロトタイプに装着されているタイヤは、トーヨータイヤのオールテレインタイヤ(ATタイヤ)「オープンカントリー」で、オフロードではないものの、ラフロード程度であれば十分に走行可能です。
そのほか、標準より拡大されたホイールアーチクラッディング、専用LEDフォグランプ、専用ルーフレールなどが、タフな雰囲気を強調しています。
なお、展示されたプロトタイプの内装は手が加えられておらず、これから開発に取り組む予定とのことです。
一方、アウトバック ウィルダネス プロトタイプは、2025年4月にニューヨークで世界初公開された新型アウトバック(日本未導入・7代目モデル)がベースとなっています。
展示されたプロトタイプは、ルーフ上のアウトドアアイテムなどを除き、北米仕様がそのまま持ち込まれました。
装着されているマッドガードやクラッディング、ランニングボードなども純正のオプション品です。
このプロトタイプならではの特別なパーツは主にタイヤで、前後の樹脂パーツやフードデカールなどは、北米のオプション純正アクセサリーが活用されています。
インテリアも北米のカタログモデル(ウィルダネス)と同じ仕様で、フロアマットなども純正品。JMS2025のために特別に用意されたものではないそうです。
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日本では「レガシィ アウトバック」の販売が終了しており、この新型アウトバックの日本への再投入は難しいかもしれない、というニュアンスが示されています。
しかし、JMS2025での反響や国内でのニーズが非常に高まれば、新型アウトバック本体やウィルダネスの導入の可能性もゼロではないかもしれません。
新型アウトバックの日本導入の可能性は現時点では低いものの、ウィルダネスをきっかけに国内の反響が高まるかどうかが、今後の動向を左右する鍵となりそうです。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。





































































