スズキ「“免許不要“のちいさな四輪車」がスゴい! ポップなデザイン×使い勝手がいい荷台を搭載! 安定感バツグンの“1人乗りモデル”「スズライド2」市販化に期待!

スズキは「ジャパンモビリティショー2025」で「SUZU-RIDE2(スズライド2)」を披露しました。「特定小型原動機付自転車」に分類される小さな四輪車ですが、市販化が期待されています。

「“免許不要“のちいさな四輪車」スズキ「スズライド2」がスゴい!

 2025年10月29日から11月9日まで開催された「ジャパンモビリティショー2025」は、イベント名に“モビリティ”と名がつくようにクルマ以外の乗り物も数多く展示されました。

 なかでも、自動車とバイクの両方を手掛けるスズキブースには、さまざまな4輪、2輪が出展されたのですが、いわゆる「特定小型原動機付自転車」に属するモデルも展示されていたのです。それが「SUZU-RIDE2(スズライド2)」という乗り物です。

市販化が期待される「スズライド2」
市販化が期待される「スズライド2」

 このモデルは、“2”となっていることからも分かるように、前回の「ジャパンモビリティショー2023」に参考出展された「スズライド」の第2弾として展示されたもの。前回よりもさらに進化し、“現実的な仕様”となって登場しました。

 特定小型原動機付自転車とは、電動キックボードなども属する乗り物で、16歳以上であれば運転免許が不要でヘルメットの装着も努力義務に留まるというもの。

 電動キックボードは2輪ということで不安定さがありますが、スズライド2はしっかりとした4輪モデルとなっており、スズライドからホイールベースも延長したことでより安定感のある走りを実現したと言います。

 特定小型原動機付自転車ということで、法規上の最高速度は20km/hに制限されますが、スズライド2はあえて最高速度を12km/hに抑えることで、より幅広い年齢層のユーザーが安心して使うことができるように配慮。

 もちろん走行モードを切り替えて最高速度6km/hのモードにすれば歩道を通行できるところは、他の特定小型原動機付自転車と同様です。

 また、スズライドから愛らしいスタイルやポップなカラーリングなどを踏襲しつつ、荷台部分をシート後方に移設するなど使い勝手が向上。操作系も一新されてアクセル操作は親指を用いるレバー式からスライド式アクセルレバーになるなど、ハンドル操作をしながらもアクセル操作がしやすいような改良が施されています。

 スズキは「セニアカー」と呼ばれる電動車いすを1985年にリリースし、今年で40周年を迎えます。

 スズキの担当者によると、スズライド2にもセニアカーで得た知見が活かされているほか、高齢者だけでなく、若者も含めてより幅広い層に使ってもらえるような仕上がりとなっているとのことでした。

※ ※ ※

 前回のスズライドはあくまでコンセプトモデルだったの対し、今回のスズライド2はプロトタイプということでかなり現実味のあるものに進化しました。

 ジャパンモビリティショー2025内で実施された「Tokyo Future Tour 2035」では実際に試乗することもできたこともあり、近い将来販売される可能性は高いと言えそうです。

【画像】超カッコいい! これがスズキの「“免許不要“のちいさな四輪車」です!(30枚以上)

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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