「大人4人“寝られる”ミニバン」がスゴい! 斬新「屋根開き仕様」で全長4.7m級の「ちょうどいいサイズ」! “車中泊”大人気の今こそ欲しいマツダ「ボンゴフレンディ」に注目!
キャンプブームの今、マツダ「ボンゴフレンディ」の価値が再評価されています。屋根が“パカっと”開く電動テントを備えた画期的なモデルですが、なぜ市場から姿を消し、今なお一部で熱狂的に求められているのでしょうか。
デビュー後30年を経過してもなお中古車人気を維持!
現在、ボンゴフレンディの中古車は、その特殊な成り立ちから希少な状態にあります。
流通台数は全国でも100台以下と非常に少なく、特に後期型で状態の良い個体を見つけるのは困難です。

中古車の相場は、おおむね35万円から200万円近くと幅広く、中心価格帯は100万円前後。大手中古車検索サイトにおける平均価格も95万円から110万円で推移しています。
特にオートフリートップ付きの4WDモデルは人気が高く、同条件の2WDに比べて20万円から30万円ほど高値で取引される傾向があります。
SNS上では、その唯一無二の個性から今なお根強い人気を誇っています。「こんなクルマ、もう出てこないだろうな」「最高のファミリーカーだった」といった、そのコンセプトを再評価する声が数多く見られます。
特にオートフリートップは「秘密基地みたいでワクワクする」「子どもが大喜びした」など、単なる移動手段を超えた体験価値を提供していたことが、多くのユーザーの心に深く刻まれています。
なおマツダでは、ボンゴフレンディ販売終了後、2008年に実質的な後継ミニバン「ビアンテ」を投入しました。
ただしオートフリートップ仕様は設定されないまま、2018年に生産を終了しており、その後マツダはミニバン市場自体から撤退しています。
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マツダは現在、上質感を追求する「ラージ商品群」のSUVラインナップ拡充に注力しており、ボンゴフレンディのような実用的なモデルがブランド戦略に組み込まれる余地は乏しいのが現実です。
可能性があるとすれば他社のミニバンOEMモデルという選択肢ですが、最大の個性であるオートフリートップを独自で架装し、量販価格設定で販売しようとするのはかなり厳しいでしょう。
再び潜在的な需要が高まっているとはいえ、ボンゴフレンディ復活の可能性は、残念ながら低いといわざるを得ません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

































