新車98万円の「3人乗りトライク」に大注目! 「普通免許だけ」で公道走行OK! 全長2.2m「丸目2灯顔マシン」! アシにちょうどいいEVジェネシス「スリールオータ」の魅力とは
EVジェネシスは、「ジャパンモビリティショー2025」で3輪EVモビリティ「スリールオータ」を展示しました。
信頼性の高い「3輪トライク」
東京ビッグサイト(東京都江東区)を会場に、2025年10月29日から開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」には、その名の通りさまざまなモビリティが展示されており、近年注目を集めている小型モビリティも多く展示されていました。
そんな小型モビリティの中でも、昭和時代に活躍した3輪車を彷彿とさせる可愛らしいスタイルのモデルが目をひいていました。
それがEVジェネシス(東京都渋谷区)がリリースする「3 RUOTA(スリールオータ)」というEVモビリティだったのです。
![EVジェネシス「3RUOTA(スリールオータ)」[ジャパンモビリティショー2025]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/10/20251031_3ruota_000.jpg?v=1761893075)
スリールオータは完全カスタムオーダーが可能という点も大きな特徴のひとつ。
バッテリーもベーシックな鉛バッテリーから、高性能なリン酸鉄リチウムイオンバッテリーまで選択することができ、予算や使い方に合わせた組み合わせを選ぶことが可能。
航続距離は鉛バッテリーの45kmから、大容量のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの180kmまでと幅広く、充電も100Vで7時間(鉛バッテリー)から(8時間リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)で満充電が可能となっています。
またボディは共通ながら、ドアを備えなければ最大3人までの乗車が可能な「側車付軽二輪車(サイドカー)」(250cc未満扱い)として登録でき、ドアを備えれば1人乗りの「第一種原動機付自転車(ミニカー)」として登録できるというフレキシブルさも特徴です。
さらに、オプションとして用意されるインバーターを用いれば、搭載バッテリーから電気を供給することができるほか、こちらもオプションで用意される薄型フレキシブルソーラーパネルをルーフに設置すれば走行しながら充電することができるだけでなく、有事の際に給電が可能となるのです。
ソーラーパネルという性質上、もちろん天候に左右されるという点はあるものの、スムーズに充電できれば1日で40km走行分に相当する充電をすることも可能なんだとか。
そして安全性に関しても、EUの型式認証制度である「WVTA」を取得しているため、日本だけでなくEUに加盟している27か国すべてで、追加試験なしで登録と走行が可能というのもポイントとなっています。
このような特徴を持つことから、個人ユーザーはもちろん企業や自治体から非常用にも使える車両として引き合いが多いとのことで、すでに60台ほどが販売。
当初発売された30台(すでに完売)のスリールオータはオプションのソーラーパネル2枚に加え、雨風の侵入を防ぐハードドアを装備するドアなしモデルで、価格(消費税込)は115万円となっています。
スタンダードモデルも用意しており、ドアはビニールタイプ、ソーラーパネルレス、ボディカラーはホワイトになるなどシンプルな装いで、こちらの価格は98万円とやや手頃になっています。
2026年には国内生産に切り替え、より精力的に生産をしていくとのことなので、気になる人はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。






























