トヨタ最新型「“大きな”ヤリスクロス」公開! 全長4.3m級「ちょうどいいサイズ」&330万円の「ミニRAV4」!? 「ジムニー超え」地上高採用の「コンパクトSUV」尼国に登場
トヨタは、インドネシアの4大都市で体験型イベント「Toyota Space 2025」を開催しました。その中で出展された「ヤリスクロス ハイブリッド」は消費者から熱い注目を集めています。このヤリスクロスは日本仕様と大きな違いがあるようです。
ミニRAV4?
トヨタは2025年11月12日(現地時間)、インドネシアの4大都市のショッピングモールで、体験型展示イベント「Toyota Space 2025」を開催、その中で出展されたコンパクトSUVの「ヤリスクロス」が注目を集めていました。
ちなみに、このインドネシアでプロモーション対象となっているヤリスクロスは、日本で販売されているモデルと名前こそ同じですが、中身は全く異なるクルマです。

日本仕様のヤリスクロスは、プラットフォームはヤリスと同じトヨタのコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用しています。
対して、インドネシア仕様は2023年5月15日に世界初公開されたまったくの別モデルで、プラットフォームはダイハツのASEAN向けDNGAプラットフォームを採用しているという大きな違いがあります。
ボディサイズも、全長4310mm×全幅1770mm×全高1615mmと、インドネシア仕様が一回り大きく、日本仕様と比較して全長は130mm長く、ホイールベースも60mm延長されています。また、最低地上高は212mmとスズキ「ジムニー」を超える値です。
デザインも、インドネシア仕様は日本仕様とは異なり、「RAV4」を彷彿とさせるタフなフロントマスクが特徴です。
パワートレインも異なり、日本仕様が1.5リッター3気筒(ガソリン/ハイブリッド)なのに対し、インドネシア仕様は1.5リッター4気筒(ガソリン/ハイブリッド)を搭載。ガソリン車には、日本では設定のない5速MTが設定されている点も大きな違いです。
価格は、3億5870万インドネシア・ルピア(約330万円)からです。
今回のインドネシアでのイベントでトヨタは、「Beyond Zero」をテーマに掲げています。これは、持続可能で環境に優しい未来のモビリティに向けたトヨタのコミットメントの一環として、同社の電動化技術、特にハイブリッド(HEV)の革新性を一般消費者に見て体感してもらうことを目的としています。
世界各国で展開される、トヨタのローカライズ戦略に今後も目が離せません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。



















































