クルマの飛び石被害は「運」なのか 当たりやすさ、ダメージの大きさは車種によってちがう?
運転中に降りかかる思いがけない災難のひとつが、フロントガラスへの飛び石です。不可抗力の要素が大きいものですが、当たりやすいクルマ、ダメージが大きくなりがちなクルマなどはあるのでしょうか。
フロントガラスへの「直撃」を受けやすいクルマは
運転中のクルマには時に、思いもよらぬ災難が降りかかることもあります。そのひとつが、フロントガラスへの飛び石です。
飛び石の多くは、おもに大型車のタイヤに挟まった小石が飛んでくるものです。特に多いのは、夏タイヤよりもゴムがやわらかく、石を挟みやすい冬タイヤが使われる秋から春にかけて。アメリカのガラス補修材メーカー、ノーバス社の日本代理店であるノーバス・ジャパン(札幌市中央区)によると、飛び石被害はおもに高速道路で多く発生し、速度も高いためダメージも大きくなる(ガラスにひびが入るなど)傾向だそうです。
一方で、軽微な傷程度で済んだり、飛び石が当たったことにすら気づかないケースもあるかもしれません。ノーバス・ジャパンによると、速度だけでなくフロントガラスの角度といった諸条件にもよるといいますが、車種やタイプによって飛び石の被害にちがいはあるのでしょうか。
「フロントガラスが寝ているクルマのほうが、石が当たっても上に弾かれますので、ダメージは比較的弱まるでしょう。破損率としては、垂直に近いガラスのほうが高いです」(ノーバス・ジャパン)
車種によってもフロントガラスの角度は異なるので一概にはいえないかもしれませんが、ワンボックスやバン、トラック、バスといったフロントガラスが垂直に近いタイプのほうが「直撃」を受けやすいようです。
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