クルマの飛び石被害は「運」なのか 当たりやすさ、ダメージの大きさは車種によってちがう?

運転中に降りかかる思いがけない災難のひとつが、フロントガラスへの飛び石です。不可抗力の要素が大きいものですが、当たりやすいクルマ、ダメージが大きくなりがちなクルマなどはあるのでしょうか。

当たりやすいクルマはある?

 では、「当たりやすさ」という点ではどうでしょうか。

「前車のタイヤから地面にワンバウンドして飛んでくるケースもありますので、車高の低いクルマのほうが当たりやすいかもしれません。ただ、石の弾かれ方にもよりますし、たとえば対向車から飛んでくることもありますので、一概にはいえませんが」(ノーバス・ジャパン)

 ノーバス・ジャパンによると、飛び石が当たったガラスの修理は、透明な樹脂を注入して行うそうです。軽微な傷やひびは、それで補修ができますが、ひびが500円玉程度の大きさまで広がっていると、ガラスを交換することになるのだとか。

 また、傷の補修で済む場合であっても、ドライバーの目視範囲への補修痕は、基本的にはふさわしくないといいます。ほとんど目立たないように補修できるものの、車検では検査員が目視でチェックすることもあり、通る場合と通らない場合があるのが実際のところだそうです。

避ける手段はほぼ皆無。大型車の後ろにつかないことが予防になるか

 ちなみに、バスはフロントガラスが大きくほぼ直立していますが、東急バスによると、一般道を走る路線バスでも飛び石被害はゼロではないとのこと。「石が当たった箇所にもよりますが、安全確保のため、その場で営業所に連絡して代車を派遣してもらうケースもあります」と話します。

【了】

飛び石被害やその保護フィルムなどを写真で見る(5枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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