“415万円”のトヨタ「ハチロク“SUV”」!? 迫力ワイドボディの「クーペSUV」初公開! 6速MT採用&シャコ上げで楽しそうな「KUHL OUTROAD GR86」とは
カスタムカーショップの「KUHL」が、トヨタ「GR86」をベースにしたリフトアップ・オフロードスタイルモデル「KUHL OUTROAD」を発表しました。はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
GR86SUV爆誕!? 71万円引きの415万円
カスタムカーショップの「KUHL(クール)」は2025年11月1日、トヨタ「GR86」およびスバル「BRZ」をベースとした、リフトアップ・上げ・オフロードスタイルの「KUHL OUTROAD(クール アウトロード)」の全貌を初公開しました。

KUHLは、愛知県名古屋市に本社を置き、オリジナルのエアロパーツ開発・製造・販売を手掛けるカスタムカーショップです。これらのパーツを装着した「コンプリートカー」販売が特徴で、特にアルファードやGR86などのカスタムが人気です。
毎年「東京オートサロン」に大規模出展し、受賞歴を持つなど国内外で高い注目を集めています。
今回発表された「KUHL OUTROAD」は、これまでのスポーツカーカスタマイズとは一線を画す、KUHL渾身のNEWシリーズ・ブランドです。
「道なき道を、疾走れ」をメインコンセプトに掲げ、ダートやスノーシーンなどの悪路走行から、ドリフト、キャンプ、街乗りまで、あらゆるシチュエーションで「カッコ良く走れる」高い走破性能を感じさせるスタイルを目指しています。
KUHL製造部では、現在「東京オートサロン2026」でのお披露目を目指して開発を進行中です。
エアロパーツは、フロントバンパー&アンダースポイラー、サイドステップ、リアバンパー&アンダースポイラー、片側25mmワイドのフェンダーが基本アイテムとなります。
フロントバンパーは、KUHLらしい左右のダクトと大きな六角形の開口部が特徴です。アンダースポイラーにはオフロードカーをイメージさせるスキッドプレートスタイルを取り入れています。サイドステップもアンダーガード風の意匠で、ボディサイドに力強さを与えています。
オーバーフェンダーは片側25mmワイドで、純正フェンダーをカットする必要のない貼り付けタイプとなります。リアバンパーは極端にショートカットし、大型ダクトやスキッドデザインを採用するなど、過激でインパクトあるデザインに仕上げています。
オプションも豊富で、トランクスポイラー、リアゲートカバー、超大型の「リアガラスルーバー」、ルーフエッジスポイラーなどが追加装着可能です。フルアイテム装着時には、映画「MADMAX」や「北斗の拳」にも通じる「荒廃した近未来」の世界観も狙えるとしています。
エアロパーツだけでなく、専用のカスタムパーツ開発も進行中です。KUHLオリジナル「VERZ-WHEELS」の18インチ・19インチホイールのほか、コンセプトに合わせた「リフトアップ系」のKUHLオリジナル車高調を開発。この車高調はラリーやダートを本気で走れるセッティングを目指しています。
さらに、油圧式ハイドロリフターの同時装着も予定しており、ここぞという時には、さらに車高をリフトアップできる仕様となります。鍛造モノブロックキャリパーと大型ローターを備えたオリジナルブレーキシステムも開発中で、外観スタイルだけでなく走行性能にもこだわった1台となる予定です。
KUHLは「KUHL OUTROAD GR86」の新車コンプリートカー価格も発表しました。車両本体価格は415万円(税込)からで、これには約180万円分の装着済みオプションパーツが含まれており、値引額は71万円に設定されています。
ベース車両は新車のGR86「RC」グレード(6速MT)となりますが、グレードは自由に変更可能です。
この新車・中古車コンプリートカーはKUHL全店舗にて予約受注を開始しています。なお、スバル「BRZ」ベースのコンプリートカー価格については、後日発表される予定です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































































