ホンダ「CB1000F」ついに11月14日発売! 新時代を迎えた「CB」はどう進化した? ユーザーからの反応とは?
ホンダは、は2025年10月29日から11月9日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2025」で、新型バイク「CB1000F」「CB1000F SE」を公開しました。両モデルは11月14日に発売予定で、すでに予約受付が始まっています。CBシリーズの新たなフラッグシップといえる存在で、現地ブースでは過去の「CB」シリーズを知る人々から多くの反応が寄せられています。
新たな「CB」として登場したCB1000F /CB1000F SE
ホンダは、は2025年10月29日から11月9日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2025」で、新型バイク「CB1000F」「CB1000F SE」を公開しました。
CB1000F/CB1000F SEは、ホンダの新たなネオレトロロードスポーツです。

両モデルは「CB1000ホーネット」と共通のエンジンを採用し、排気量999cc、水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジンを搭載しています。
最高出力は124psで、市街地のストップ&ゴーを繰り返す場面でも扱いやすいトルクフルな出力特性を実現すると共に、排気圧力コントロールによりCBのトップモデルにふさわしい官能的な直4サウンドを追求した設計とされています。
また、ハンドル周りに備えられた5インチフルカラーTFTメーターは、ディスプレイタイプをサークル、バー、シンプルの3タイプ、それぞれ背景色をホワイト/ブラック/オートから設定可能となっています。表示の切り替えや各操作はハンドル左側のセレクトスイッチで操作可能です。
一方で、外観は往年の「CB750F」「CB900F」をモチーフに「CB」シリーズの伝統を継承しながら、時代に合わせたプロポーションを再構築したデザインとされています。
そのほか、LEDヘッドライトと2連のホーンをレイアウトしたフロントマスクや、ワディング加工を施したダブルシート、リアエンドにかけて軽やかに流れるテールデザイン、フューエルタンクからサイドカバーを経てリアカウルへとつながる流麗なスタイリングなど、すべての造形に強い意思が貫かれています。
さらに、クラッチ操作の負担を軽減するアシスト機能と、シフトダウン時の後輪ホッピングを抑えるスリッパー機能を備えた「アシスト&スリッパークラッチ」を装備。日常走行における操作性を意識した構成となっています。
加えて、クイックシフターや幅広いシーンに対応する5つのライディングモード、6軸IMU連動によるコーナーリングABS、スロットルバイワイヤシステム(TBW)など豊富な電子制御を採用し、ライダーの走行を様々な角度からサポートしています。
また、ホンダのネイキッドバイクでは珍しい「Honda SMART Keyシステム」を採用することで利便性も向上。
キー本体にはジャックナイフ型キーを内蔵し、デコレーションリングをあしらった高級感あふれるデザインとなっています。フューエルキャップとシートは通常のメカキーによる解施錠とされています。
ホンダブース担当者によるCB1000F/CB1000F SEの特徴とは
新たに発売されるCB1000F/CB1000F SEについて、ジャパンモビリティショー会場のホンダブース担当者は次のように話します。

「昔のCBシリーズを知っていた方から反響をいただいており、今はバイクに乗っていない方などからも懐かしいという声を多く耳にします。
また、『CB1300 Super Four』や『CB1000R』が生産終了となり、新しいフラッグシップとして位置づけられました。
なお、CB1000F SEは、CB1000Fをベースにした上級仕様です。SEには、ヘッドライトカウル、専用ラジエーターガード、グリップヒーター、クイックシフター、カラーステッチシートが標準装備です。
これらは通常モデルにもオプションとして設定されていますが、SEではパッケージとしてまとめられた仕様となっています。
SEにはクイックシフターが標準装備されていますが、通常のCB1000Fではオプション扱いです。装備を整えたい場合はSEを選ぶ方がよいでしょう。
また、ラジエーターガードやクイックシフターはレースでも使用される装備であり、レース風のイメージをコンセプトの一部として盛り込んでいます。
一方で、ベースモデルの最高出力をホーネットの150psから124psに抑えた理由は、欧州向けのハイパフォーマンスなストリートファイターのホーネットに対して、CB1000Fはより多くの人に扱いやすいスポーツモデルとして開発を進めたからです。
この設定により、初心者からベテランまで幅広い層を対象とした味付けとなっており、ホンダの伝統的なロードスポーツの性格を踏襲しながら、新しい時代の『CB』として位置づけられています」。
※ ※ ※
ホンダ「CB1000F」と「CB1000F SE」は、CBシリーズの伝統を引き継ぎつつ、新たなフラッグシップとしての役割を担うモデルとして登場しました。
懐かしさと新しさが交錯するその姿に、現地では幅広い層から注目が集まっていました。
Writer: くるまのニュース編集部
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