トヨタ「“最新”ハイエース」“受注停止”で「当分買えません!」 見積もりも取れない「キング・オブ・商用バン」 “運”が良ければ「当日契約」の可能性も? 最新の動向はどうなのか

トヨタ「ハイエース」の最新の納期はどうなっているのでしょうか。販売店に聞いてみました。

キャンセル枠がまわってくる可能性もゼロではなさそう

 常に高い人気を誇る商用バンの大定番 トヨタ「ハイエース」。

 最新納期を首都圏のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。

商用バンの大定番「ハイエース」買えない?
商用バンの大定番「ハイエース」買えない?

 初代ハイエースがデビューしたのは1967年、トヨタの最高級車である「センチュリー」と同じ年です。現行型である200系ハイエースのデビューは2004年8月であり、発売からすでに20年以上も経過したロングセラーモデルです。

 ラインナップは、バンではベーシックな4ナンバーの「ロングバン」とそのハイルーフ仕様、ワイドボディとハイルーフを持つ1ナンバーの「スーパーロングバン」、10人乗りワゴン仕様ではワイドボディの「ロング」とスーパーロングバンと同じボディを持つ「スーパーロング」、さらに14人乗りのマイクロバス「コミューター」までさまざま。

 これまでには何度も改良が実施され、最新モデルでは先進運転支援「トヨタセーフティセンス」やカラーバックモニターなどを装備し、現代にも十分通用する仕様になっています。

 ハイエースバンは職人系のプロフェッショナルに支持されており、早朝にもなるとカスタマイズされたハイエースが現場を急ぐ光景をしばしば目にします。

 またキャンピングカーのベース車として、あるいはバイクやロードバイク、ラジコンなど、趣味系のトランスポーターとしてエンドユーザーにも人気があります。

 またハイエースワゴンは、大人数を運ぶことができるタフな1BOX車として、エンドユーザーだけでなく、プロフェッショナルにも高い支持を得ています。

 たとえば、10人乗りの「グランドキャビン」は、ハイヤーやテレビ局のロケ車としても定番です。多くのスタッフと機材を積み込み、毎日のように酷使されてもネを上げることはありません。

 もし、外出先でテレビ番組やドラマなどのロケ現場に遭遇したら、かなりの確率で付近にハイエース(多くの場合はオプションカラーの「ラグジュアリーパールトーニング」という2トーンカラーです)が停車しているはずです。

 トヨタ「アルファード」のような高級車の仕立てではないけれど、無駄のないかっちりとした造りのハイエースは、まさに「商用バンのキング」のような存在で、日本になくてはならないモデルといえます。

 そんなハイエースですが、ワゴンおよびバンいずれも「納期」という問題に直面して久しいです。

 10月下旬現在の最新の納期を、首都圏にあるトヨタディーラーに問い合わせてみました。

「ハイエースのワゴンおよびバンいずれも『受注停止』の状況です。

 もしお待ちいただけるという場合、(確約ではありませんが)仮のバックオーダーをお受けするケースがあります。

 ハイエースのようなクルマはすぐにお使いになりたいお客様が多く、『いますぐにでも欲しい』というお客様には認定中古車をご案内する場合もございます」

 ほかのトヨタディーラーにも問い合わせてみました。

「当店はハイエースのワゴン・バンいずれも受注停止の状態です。現在はお見積もりも作成できない状況です。

 ただ…ごくまれにキャンセル枠がまわってくることがあるんです。

 キャンセル枠がいつまわってくるか、またはどのくらい細かく仕様が決められるかはそのときどきに因ります。

 こちらの都合で申し訳ありませんが『その日のうちに決めていただければ』という場合が多く、私たちとしても心苦しい限りです…」

 クルマという高額な買い物を、即断・即決できる人は限られるはずです。

 ましてや、ファミリーカー(たとえばキャンピングカーなど)として考えているのであれば、家族の同意や理解が不可欠です。

 大きなクルマなので、充分な駐車スペースが確保されているかも重要なポイントです。

 ハイエースをすぐ購入できる可能性はゼロではないようですし、いざというときのために即断・即決できるよう、もし新車を検討しているのであれば、普段から準備しておく必要がありそうです。

 ただし、根気強さが求められるのは確かなようなので…いち早く安定供給されることを願うばかりです。

【画像】超カッコイイ! これがトヨタ「ハイエース」の高性能バージョンです! 画像で見る(40枚)

【買取査定】トヨタ車が高く売れる!?(外部リンク)

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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