新車236万円で5人乗り! トヨタの「“新”ステーションワゴン」が魅力的! 「リッター約30km」も走る低燃費×精悍デザイン採用の「ワゴンの定番 カローラツーリング」に大注目!
ステーションワゴン人気が下火になるなか、新車で買える数少ないステーションワゴンであるトヨタ「カローラツーリング」はどのような魅力があるのでしょうか。
「ステーションワゴンの定番」最新モデルの魅力は?
SUVやミニバンの台頭により、ステーションワゴンの人気が下火になっています。そんななかでも、トヨタ「カローラツーリング」は一定数の支持を獲得しています。
2025年5月には改良を行った最新モデルが登場していますが、どのような魅力があるのでしょうか。

「カローラ」シリーズは、1966年11月に登場しました。初代は「地球人の幸福と福祉のため」を使命に「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」を3つのキーワードとして誕生。
以後、実用性や高い信頼性、経済性が支持され、世界150以上の国と地域で展開され、2025年までには5500万台以上を販売。トヨタの代表車種にとどまらず、世界における「普通乗用車」の定番車種となりました。
発売当初は「2ドアセダン」のみでしたが、1967年5月に「4ドアセダン」と「2ドアバン」タイプが追加でラインナップされ、1982年になると乗用のステーションワゴン「カローラワゴン」が登場します。その後「カローラフィールダー」へと引き継がれました。
現行型カローラシリーズは12代目で、日本では2018年6月に発売の5ドアハッチバック「カローラスポーツ」を皮切りに登場。カローラツーリングは、カローラスポーツの発売から1年3ヶ月後となる2019年9月に発売されています。
従来のカローラフィールダーから一新し、3ナンバーボディに変更されたほか、TNGAプラットフォームによる基本性能の向上、先進機能「トヨタセーフティセンス」の搭載。さらに若々しいスタイリッシュな内外装デザインを採用するなど、大幅な進化を遂げています。
ボディサイズは全長4495mm×全幅1745mm×全高1460mm、ホイールベース2640mm。
3ナンバーとなりましたが、海外向けのステーションワゴンモデル(カローラツーリングスポーツ)よりも全長・全幅を短縮し、日本の道路事情にマッチしたナローボディを採用しています。
2022年にはパワートレインを最新世代に刷新したほか、トヨタセーフティセンスの機能向上などを図っています。
現在は2025年5月19日に一部仕様変更を行った最新モデルが登場しており、この際に全車が1.8リッターハイブリッドモデルのみとなりました。
ラインナップは安価なベーシックモデル「X」、中級の「G」、スタイリッシュな最上級モデル「W×B」グレードに加え、専用の内外装とスポーティな足回りを持つ特別仕様車「ACTIVE SPORT」も用意されています。
さらに、従来メーカーオプションだった各種装備が標準化。具体的には「ドライブレコーダー(前方)+バックガイドモニター(簡易録画機能付き)」がW×Bに標準設定。「ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト」、「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」がW×BとGに標準設定されました。
さらにGには「205/55R16タイヤ&16×7Jアルミホイール」と「LEDフロントフォグランプ」が標準装備化されました。
燃費性能(WLTCモード)では、Xで29.5km/L、Gで29.3km/L、W×Bでも27.3km/Lをマーク。経済性も遜色のないものとなっています。
最新のカローラツーリングの価格(消費税込)は235万9500円から341万6600円です。
数少ないステーションワゴンではありますが、広々としたラゲッジスペースとSUVやミニバンにはないスタイリッシュなボディを持ち、さらに燃費や安全性能、走行性能も十分なカローラツーリング。
新車価格も現代の新車としては非常に手頃で、今後もステーションワゴンの定番として人気を維持していきそうです。
Writer: 伊勢崎剛志
自動車販売から自動車雑誌編集部を経て、ライターとして独立。趣味も多彩だが、タイヤが付いているものはキホン何でも好きで、乗りもので出かけることも大好物。道路や旅にも精通し、執筆活動はそういった分野をメインに活動。



















