ホンダ本格「スポーツ軽トラ」に反響殺到!「これ買います!」と歓喜の声も! 超パワフルな「ターボ×5速MT」搭載した“農道のNSX”! まさに最強商用車の「T880」とは!
ホンダアクセスが「東京オートサロン2002」に出展して話題を呼んだ「T880」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
ホンダ本格「スポーツ軽トラ」に反響殺到!
2025年10月29日に東京ビッグサイト(国際展示場)で開催された、国内最大の自動車イベント「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」では、各メーカーの未来像を示す多様なモデルが注目を集めましたが、同時に、過去のモーターショーに出展されたコンセプトカーの魅力も改めて見直されています。
本記事では、2002年の「東京オートサロン2002」にホンダが出展して話題を呼んだコンセプトカー「T880」について、改めて振り返ります。

T880は、ホンダの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスが開発した軽トラックのカスタムコンセプトカー。
「働くクルマはカッコいい」という熱いコンセプトのもと、ホンダの軽トラック「アクティ」をベースに、デザインと走行性能を極限まで追求したことで、ファンの間では「農道のNSX」とも呼ばれるほど強烈なインパクトを残しました。
そんなT880のスタイリングは、ベース車とは似ても似つかないスポーティなフォルムが特徴です。
キャビンとドアを前後に延長し、さらにルーフを約150mm低く、全幅は65mm広くすることで、ロー&ワイドなスタンスを実現。
フロントにはレトロな丸型ヘッドライトが採用され、アクティの親しみやすさに生命感あふれる個性を加えています。
足元は、スポーツホイールの名門RSワタナベ製の14インチホイールとホワイトレタータイヤで引き締められ、硬派でありながらスタイリッシュな印象にまとめ上げられました。
もちろんT880はデザインのみならず、その中身も本格的なスポーツ仕様となっています。
パワーユニットには、ホンダ「バモス」に搭載される660ccターボエンジンを採用し、トランスミッションには軽オープンスポーツカー「ビート」の5速MTを組み合わせるという、まさにホンダのスポーツDNAが凝縮された構成です。
さらに、インタークーラーをフロントエンドに配置するなど、実走行での性能を最大限に引き出すための工夫が随所に施されています。
走行性能の強化は足回りにも及び、力強い走りに耐えうるよう車高調整式サスペンションを装備。
ブレーキも前後とも4輪ディスクに変更され、フロントに対向4ピストン、リアにシングルピストンが採用されるなど、徹底した強化が図られました。
車内には乗員保護用のロールバーも搭載されており、軽トラックで本気の走りを楽しむための珠玉の一台となっています。
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この徹底的に作り込まれたT880に対し、SNSなどでは現在も「可愛いのにカッコイイ奇跡のバランス感覚!」「こういう遊び心がホンダらしいね」「まさに農道のNSX」といった、カスタム内容とホンダのチャレンジ精神を称賛するコメントが寄せられています。
また同時に、「これ買います!」「ここまで作ったなら売ってください~」「市販するときの車名は『アクティ タイプR』が良いね」など、市販化を熱望する声も少なくないことから、多くのユーザーがT880に大きな期待を寄せていたことが伝わってきます。
とはいえ残念ながら、ベース車両となるアクティが現在ホンダのラインナップから消えており、またホンダが軽トラック自体の展開を止めてしまったため、T880のようなクルマの実現は現在では難しい状況だといえます。
しかしT880が示した遊び心と高い技術力は、ホンダが持つスポーツカー開発の哲学を象徴するもので、その精神を受け継ぐ新たなワクワクするモデルが、また今後の自動車ショーで提案される可能性は否定できません。
Writer: くるまのニュース編集部
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