日産「セレナe-POWER」の実燃費は? 徹底的にいろいろな状況を走って計測してみた

セレナe-POWER:ワインディング路 実燃費[10.4km/L]

 そしてターンパイクへ移動し、さらに燃費を計測。制限速度の50km/hを念頭に走り、ヒルクライムのみでは5.9km/L、そのままダウンヒルすると、積算で10.4km/Lとなりました。バッテリー容量が小さいので、表示を見るとターンパイクのような道では頻繁にいっぱいになったり減ったりすることがよくわかります。e-POWERは50km/h程度まではけっこう力強くのぼってくれます。

新型セレナe-POWERのワインディング(アネスト岩田 ターンパイク箱根) メーター燃費計[10.4km/L]

 ところで、5月下旬の16時半ぐらいで、夕方とはいえまだうすら明るいときに、AUTOモードでヘッドライトが点灯しました。最近の日産車は早めに点灯する設定となっているのもよいことだと思います。

 帰路はまず、制限速度が70km/hの自動車専用道である小田原厚木道路へ。ご参考まで、ここでの燃費をお伝えすると、37.8kmの距離を平均68km/hで走行して燃費は21.9km/Lと、最初に第三京浜を走ったときと似た感じになりました。

 海老名サービスエリアを出てからは、100km/hにACCをセット。Sハイブリッドのセレナが、ACCを入れていても前走車との車間距離の維持にもたつく印象があったのに対し、e-POWERはそうでもなく、ストレスを感じさせません。バッテリーを上手く使って車速の維持と燃費のマネージメントを効率的にこなしている感じがします。また、同一車線自動運転を実現したセレナならではの「プロパイロット」は、こういうときにドライバーの負担を減らしてくれて助かります。

 ところが、快調に走っていたところ、横浜町田インターの手前でちょっと渋滞していたので仕切り直し。この時点で燃費は17.0km/L。渋滞を抜けるとほぼ巡行できて、東京出口の時点で、走行距離が22.5km、平均車速が92km/h、平均燃費は17.1km/Lにとどまりました。

日産セレナに追加されたe-POWERを写真でチェック(15枚)

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