598万円! 新「小さな高級車」世界初公開! 英国“レトロ風デザイン”×お洒落な「豪華内装」採用! “特別仕立て”を盛り込んだミニ「ポール・スミス エディション」登場
MINI(ミニ)は2025年10月29日、「ジャパンモビリティショー2025」で新たな特別仕様車「ポール・スミス エディション」を世界初公開しました。
「ポール・スミス」仕様が電動MINIで復活!
BMW日本法人のMINI(ミニ)は2025年10月29日、「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」で新たな特別仕様車「ポール・スミス エディション」を世界初公開しました。
往年の名作をオマージュしたこのモデルは、どのようなクルマなのでしょうか。

ポール・スミスと聞いて心躍る人は、生粋のミニファンといえるでしょう。往年のクラシックミニの時代に莫大な人気を集めた「ポール・スミス」が、ついに復活を果たし、JMS2025でワールドプレミアされました。
新しいポールスミスの特別さを説明する前に、先代のポールスミスを軽く振り返ってみましょう。
クラシックミニの長い歴史のなかでも後期にあたる1990年代、有名なデザイナー「ポール・スミス」とのコラボレーションモデルとして「ミニ ポールスミス」は1998年に登場しました。
1300ccエンジンを搭載し、12インチホイールを履くナローボディのミニをベースに、独自の仕様とカラーリングをまとった特別な限定車でした。もちろんポール・スミス氏が自ら監修し、ボディカラーはホワイトやブラックも選べましたが、独自のブルーがもっとも有名です。
ブラックの専用ホイールや、ブランドアイコンであるシトラスグリーンに彩られたフロントグリルのグレートブリテンエンブレムなど、細部までこだわり抜かれていました。
インテリアにはブラックのレザーシートを装備。全体をブラックで統一しながら、グローブボックスやラゲッジルームのインナーなど“見えないところ”にシトラスグリーンを配色する遊び心のある仕様でした。エンジンルームのヘッドカバーやプラグコードまでシトラスグリーンで仕上げられ、控えめながらも強い個性を放っていました。
その独自性ゆえに再販されることはなく、中古市場ではいまなお高額で取引されるほどの人気モデルです。まさにファン垂涎の一台でした。
そして令和の時代に、ポールスミスの名を冠したモデルが再び登場しました。往年のファンにとっては待望のニュースといえるでしょう。
新しいポールスミスは、先代の特徴を一部継承しながらも、新たな魅力をまとった現代版のミニとなっています。ブラックカラーのホイールは、先代モデルへのオマージュといっても間違いではありません。
外観では2トーンのオリジナルカラーが目を惹きます。ボディカラーは3色を用意し、1959年の「ミニ オースティン セブン」をモダンにアレンジしたブルーがかった「ステイメント・グレー」と、クラシックミニのベージュをモチーフにした「インスパイアード・ホワイト」がポールスミス専用色。さらに「ミッドナイト・ブラックII」を加えた3色展開となります。
加えて、ポール・スミス氏の故郷・ノッティンガムへのオマージュとして採用された「ノッティンガム・グリーン」が、ルーフやサイドミラー、フロントグリルフレーム、ホイールキャップなどにあしらわれた2トーンカラーとして設定されます。
エクステリアには、ポールスミスならではのアクセントも随所に施されています。有名なマルチカラーの「シグネチャー・ストライプ」が運転席後部のルーフサイドにデザインされ、この特徴的なストライプ柄はインテリアにも大胆に展開されています。
インテリアではまず、ステアリングのストラップ部に目を奪われます。鮮やかなマルチカラーのストライプが刺繍で表現され、ひと目でポールスミスの世界観を感じさせます。ダッシュボードやシートにもブラックやブルーのストライプが配され、大胆でありながら上品な雰囲気に仕上げられています。
また、内装カラーがブラック基調である点も先代からの継承。さらに、センターディスプレイには3種類のオリジナル背景テーマが用意され、リアテールゲートのハンドルにはポールスミスのサインも刻まれるなど、随所に特別感が漂います。
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発表会場にはポール・スミス氏本人も登場し、ファンとの交流を楽しんでいました。
ラインナップはBEV(電気自動車)仕様の3ドア「MINIクーパーSE ポール・スミス エディション」を先行販売し、2026年にはガソリン仕様の3ドア/5ドア、そしてコンバーチブルの追加も予定されています。
MINIクーパーSE ポール・スミス エディションの価格(消費税込)は598万円です。







































































