リッター34km走る「超・低燃費車」! トヨタ「人気コンパクトカー」が大改良! “プリウス顔”&高級装備を新採用! 斬新すぎるアクアの「ちいさいシフト」一体どう使うのか?
2025年9月にトヨタ「アクア」が大幅改良を受けました。内外装の変更や高級車に用いられる機能の追加などがおこなわれたのですが、そんなアクアに備わる「ちいさいシフトレバー」に着目。一体どう使うのでしょうか。
斬新すぎる「ちいさいシフト」一体どう使うのか?
2011年に初代モデルが登場して以来、高効率なハイブリッドシステムと取り回しやすいコンパクトなサイズで、直近の2025年4月から9月の新車登録台数でも3万4177台(11位、軽自動車除く)を記録するなど、人気を博してきたトヨタ「アクア」。
2021年にフルモデルチェンジした現行の2代目モデルが2025年9月2日、マイナーチェンジ級の大幅改良を受けました。

最大の注目点は、エクステリアデザインの刷新です。フロントフェイスには、近年のトヨタ車に共通する「ハンマーヘッド」モチーフが採用され、上級モデル「プリウス」を彷彿とさせる、シャープで高級感のある表情へと生まれ変わりました。
この新しい顔つきを薄型のLEDヘッドランプが一層際立たせており、最上級の「Zグレード」では左右のランプを繋ぐセンターランプも備わり、強い存在感を放ちます。
リアにもピアノブラック塗装のガーニッシュが全グレードに追加され、引き締まったスタイルを演出。「マッドバス」をはじめとする新色のモノトーンやツートーンカラーも設定され、選択の幅が広がりました。
インテリアにおいても利便性が着実に高められており、7インチの大型ディスプレイやHDMI入力端子が標準装備とされ、ディスプレイオーディオはコネクティッドナビ対応型へと進化しました。
先進機能の充実し、特に安全装備が大きく進化。衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」は検知対象にバイクや出会い頭の状況を追加。全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールも車間距離設定が4段階になるなど、機能が向上しました。
さらに快適性においては、トヨタのコンパクトカーとして初めて「スムーズストップ機能」が搭載されました。
これは「センチュリー」や「アルファード」といった高級車に採用されてきた技術で、停車直前の揺れを抑制して、いわゆる“カックンブレーキ”を抑制します。
加えて、電動パーキングブレーキや、なめらかさを追求したブレーキホールドも新たに採用され、走りの上質感を高めました。
パワートレインは従来通り、1.5リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。WLTCモードで34.3km/L(2WD)というクラストップレベルの低燃費性能を備えています。
そんなアクアには、斬新なシフトレバーが備わります。「エレクトロシフトマチック」と呼ばれるものですが、従来のように長いシフトレバーを上下に動かし手操作するのではなく、小ぶりなシフトの操作を電気信号で制御するのが特徴です。
このシフトレバーの一番の特徴は、操作が終わるとレバーが自動的に真ん中の定位置(「●」と書かれた場所)に戻ってくる点です。
従来のシフトレバーのように、「D(ドライブ)」や「R(リバース)」の位置にレバーが固定されず、そのため、レバーが今どこにあるかを見ても、どのギアに入っているかは分かりません。
これまで一般的なシフトレバー(ストレート式など)を使っていた方は、この感覚に慣れるまで少し戸惑うかもしれませんが、操作の基本は、必ずブレーキペダルをしっかり踏むことです。
例えば、車を発進させるために「D」に入れたい場合、まずブレーキを踏みます。次に、踏んだままレバーを右下の「D」の方向に動かします。すると、メーターの中やシフトレバーの近くにある表示ランプが「D」に切り替わります。
この表示ランプが「D」に変わったのを確認したら、レバーから手を離して大丈夫です。レバーは自動で真ん中の位置に戻りますが、車はしっかりと「D」に入っており、ブレーキを離せば前進します。
「R」に入れたい時も操作は同じで、ブレーキを踏みながらレバーを右上に動かします。「N(ニュートラル)」はレバーを右に長押し、エンジンブレーキ(ハイブリッド車の場合は改正ブレーキ)を強く利かせる「B(ブレーキ)」は下に動かします。
なお、「P(パーキング)」はレバーではなくスイッチを押すだけとなっています。
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大幅改良を受けたアクアの価格(消費税込)は248万6000円から302万2800円に設定されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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