スズキが新型“スクーター”「e-アドレス」日本初公開! 新たな「日常のアシ」は「原付二種」で超シンプルに! 使い勝手のよい「新世代モデル」国内にも投入へ

安全性と使い勝手を追求した技術を搭載

 充電は付属のポータブル充電器を使って行うことができ、0%から100%まで約6.7時間、80%までは約4.5時間で完了します。

スズキの電動スクーター「e-アドレス」
スズキの電動スクーター「e-アドレス」

「毎日使うお客様であれば、大体2日に1回程度の充電で対応できるかと思います」と担当者は話しますが、バッテリーには安全性と耐久性に優れた「リン酸鉄系リチウムイオンバッテリー(LFP)」を採用。

 その理由について、担当者は以下のように説明しています。

「LFPはエネルギー密度が低い分、安全性が高いのが特徴です。寿命も長く、長期間安心して使用できます。バッテリーや搭載されたコントローラーと連携し、温度や電圧を確認しながら常に最適な状態を保てるよう設計しています」。

 また、e-アドレスはスズキの二輪車開発で培った基本性能「走る・曲がる・止まる」を重視して設計されており、ガソリン車と同じように意のままに操れるフィーリングを実現したといいます。

 機能面では、駐車時に便利な「バックモード」を搭載。さらに、走行シーンや好みに応じて選べる3種類のモード(エコ/A/B)を用意しています。

 そのほかにも、カラーTFTメーターを採用したほか、スマートフォンとの連携機能も装備。

「毎日使うスクーターとして、必要な機能はしっかりと揃えました」と担当者は話します。

 e-アドレスは現在インドで生産され、同国で先行販売を開始したのち、順次日本や欧州、ASEAN各国へグローバルに展開予定です。

 価格や発売時期は現時点で非公表ですが、スズキは“世界戦略車”として本モデルに大きな期待を寄せているようです。

※ ※ ※

 静粛性、扱いやすさ、環境性能を兼ね備えたe-アドレスは、同社が掲げる“電動化時代の新しい日常の足”を象徴する存在といえます。

ガソリン車からEVへの転換期において、e-アドレスは誰もが気軽に使える電動スクーターの新たな基準を示すモデルとして注目されます。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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