全長5m超え! トヨタ「“大きな”クラウンSUV」がスゴイ!「エステート」よりデカい“ひろびろボディ”採用! めちゃ豪華インテリア「3列+7人乗り」モデル!「クラウンクルーガー」中国仕様とは!
トヨタの高級車「クラウン」のシリーズに存在する「クラウンクルーガー」とは、一体どのようなモデルなのでしょうか。
全長5m超え! トヨタの「“大きな”クラウンSUV」がスゴイ!
トヨタの高級車として知られる「クラウン」ですが、そのシリーズの中には「クラウンクルーガー」というモデルも存在します。
あまり聞き馴染みの無い車名のモデルですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。

このクラウンクルーガーとは、中国第一汽車とトヨタの合弁会社「天津一汽トヨタ自動車」が2021年に発売した、5ドアのSUVです。
“クラウン”の名前が付いているとおり、クラウンブランドの一台ですが、現行の16代目クラウンとは全く異なる系統のモデルとなります。
もともとトヨタは中国市場でセダンタイプのクラウンを展開していましたが、2020年で販売を終了。
それ以来となるクラウンブランドのモデルが、まさかのSUVモデルで復活ということで、現地で大きく話題になりました。
そんなクラウンクルーガーは先述のように、トヨタがグローバル展開しているクラウンブランドの一台です。
しかし、現行の16代目クラウンシリーズの系統ではなく、ベース車となっているのは北米向けSUV「ハイランダー(4代目)」。
そのため、クラウンでありながらハイランダーと車台を共有した“姉妹モデル”という、複雑な位置付けになるのです。
ちなみにハイランダーの中でもスポーティな上級グレード「XSE」をベースとしていることから、クラウンクルーガーも足回りに専用のチューニングが施されるなど、ハイパフォーマンス車ならではの特徴を受け継いでいます。
特にフロントのメッシュグリルが目立つエクステリアは、スタイリッシュさと力強さを両立させたアグレッシブな仕上がり。
グリルに装着された、クラウンブランドを象徴する王冠を模したフロントエンブレムも、同車の目を引くポイントです。
ボディサイズは、全長5015mm×全幅1930mm×全高1750mmという堂々たる大きさ。
これは日本で現行販売されている「クラウンエステート」(全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm)よりも全体的に大きく、余裕のある空間を提供します。
3列シートを搭載した7人乗りの室内は、過度な装飾を省いたシンプルかつ洗練されたデザインを採用。
しかしシートにクラウンマークを配すなど、随所にクラウンブランドであることを意識させるポイントを設けています。
また、遮音ガラスを採用して静粛性を向上させるなど、高級車らしく快適性を高めているのも特徴です。
パワーユニットには、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム、および2リッターガソリンターボの2種類を設定。
前者はシステム最高出力246馬力、後者は248馬力を発揮し、駆動方式はFFと電気式4WDの「E-Four」から選択可能です。(2リッターガソリンモデルは4WDのみ)
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ちなみに、かつて日本市場向けにも、「クルーガー」という車名でハイランダーを販売している時期がありました。
しかしこちらは「ヴァンガード」に引き継ぐ形で販売を終了し、そのヴァンガードも「ハリアー」に吸収される形で2013年に終売しています。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。















































