クルマのガラスが大進化!? AGCが提案する次世代の「ガラスソリューション」とは? JMS2025で確かめよう!
AGCが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)に開催されている「ジャパンモビリティショー2025」に出展しています。
次世代の「ガラスソリューション」で車内は一変
総合素材メーカーであるAGCが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)に開催されている「ジャパンモビリティショー2025」に出展しています。開幕前日の29日、ブースがメディア向けに公開され、「機能デザイン」「安全」「つながる」「快適」をテーマにしたガラスソリューションとして、「ライティング機能付き調光ガラス Starry Sky Glass Roof」や「透明μLED封入サイドウィンドウ」などがお披露目されました。

「ライティング機能付き調光ガラス Starry Sky Glass Roof」は、プライバシー性を高めた黒調光ガラスに調光機能とライティング機能を搭載した次世代のルーフガラスです。
ライティングによってガラス面のデザインを鮮やかに映し出すことが可能であるほか、色彩や光の演出を自由に変更することで、さらなる開放感と上質なプライベート空間をつくり出すことが可能です。
一方の「透明μLED封入サイドウィンドウ」は、ドアガラス内に封入された透明μLEDディスプレイパネルにより「車窓ディスプレイ」を実現しています。
このディスプレイはタッチパネル機能も備えており、直接操作することが可能です。
現時点では試作段階といいますが、こうした車窓ディスプレイが新しい車室内空間の一つとなるのかもしれません。
2028年に登場予定? “車内に溶け込む”次世代ディスプレイがすごい!
「車載ディスプレイ用加飾カバーガラス (Rear Seat Entertainment)」にも注目です。
車載加飾ディスプレイにおいて、優れたデザイン性とエンターテインメント動画の高品位表示の両立を追求してきたというAGCですが、今回はその最新版として、デザイン柄のかぶりとギラツキを最小化した改善品を出展しています。
これまでのリアシート用エンターテインメントディスプレイでは、ディスプレイそのものがシートや室内空間になじまず、浮いた印象を与えてしまうことが珍しくありませんでした。
しかし、今回展示された改善品は車内空間に美しく溶け込んでおり、デザイン面で違和感を覚えることはありません。
AGCのブース担当者は「まずは高級車からの採用になると思いますが、2028年ごろの実用化を目指して開発中です」と話していました。

「ジャパンモビリティショー2025」は、2025年10月30日〜11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。AGCのブースは、東京ビッグサイト東展示棟(7ホール)、ブース番号東E7206です。
Writer: Peacock Blue K.K.
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