マツダが「VISION X-COUPE」を世界初公開! 「2ローター・ロータリーターボ」のPHEVスポーツクーペ! CO2回収技術も搭載
マツダは、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」(一般公開日10月31日~11月9日)にて、コンセプトモデル「MAZDA VISION X-COUPE(マツダ ヴィジョン クロス クーペ)」を世界初公開しました。
510馬力を発揮するロータリーPHEVのスポーツクーペ!
マツダは、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」(一般公開日10月31日~11月9日)にて、コンセプトモデル「MAZDA VISION X-COUPE(マツダ ヴィジョン クロス クーペ)」を世界初公開しました。
はたしてどのようなクルマなのでしょうか。

VISION X-COUPEは魂動デザインをさらに進化させた4ドアスポーツクーペのコンセプトモデルで、ボディサイズは全長5050mm×1995mm×1480mm、ホイールベースは3080mm。特徴は、2ローター・ロータリーターボエンジンとモーター、バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載している点です。
510馬力の出力を持ち、モーターのみで160km、エンジン併用で800kmの航続距離を実現します。
プレスカンファレンスで登壇したマツダ代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏は、マツダが2035年に目指したい未来として、「走るほどにCO2を減らす未来」を掲げ、その鍵として「微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料」と「CO2回収技術」を挙げました。
マツダ独自のCO2回収技術「Mazda Mobile Carbon Capture」(マツダ モバイルカーボンキャプチャー)を搭載するVISION X-COUPEは、まさにこの未来を体現するモデルです。
CO2回収技術については「ラボベースでは、すでにちゃんとCO2を吸収できることが実証されているので、今後10年のスパンで技術開発を進めて行きます。例えば小型化やCO2回収の方法をカートリッジ方式について交換できるようにするなど色々な部分を検討し、実際に皆さんが使えるよう技術の熟成を進めていきたい」とします。
なお、マツダ モバイルカーボンキャプチャーは来月11月に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久シリーズ最終戦で走行する55号車に搭載し、本格的に実証実験を始めるとのことです。
またロータリーエンジンについては「我々はロータリーエンジンを世の中の役に立つ形で存続させるべく、2023年のジャパンモビリティショーでは『MAZDA ICONIC SP』を出展しジェネレーターとしての活用法を提示しました。今回は駆動も含めということで、一歩一歩可能性を探りながら開発を進めていきたいと思っています。
今後どのような形で採用していくか、まだはっきりと決まっているものはありませんが、世界中のお客様からの応援があれば、開発チームも頑張ってくれると思います。非常に高いハードルを着実に超えながら、頼もしくなっているというのが今のステータスです」と語りました。
Writer: くるまのニュース編集部
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