利便性を向上したトヨタ「“新”大きいハイエース」に大注目! ”0km/h”から使えるACCにエアコンも強化! MT仕様も用意された「300系」豪州仕様とは?
トヨタのオーストラリア法人が2025年8月28日に、商用バン「ハイエース」の改良型モデルを発表しました。どのようなアップデートが施されたのでしょうか。
利便性を向上した最新「300系」ハイエース
トヨタのオーストラリア法人が2025年8月28日に、商用バン「ハイエース」の改良型モデルを発表しました。
ハイエースは1967年に誕生して以来、日本だけでなく、アジア、中近東、オセアニア、アフリカ、中南米など、世界約150か国で販売されている商用車です。

積み込み能力を重視した実用的なパッケージと信頼性の高さから多くのユーザーに選ばれ、貨物運搬(バン)や人員輸送(コミューター)など、さまざまな業種で広く活用されています。
現在、日本国内で販売されているハイエースは2004年に登場した5世代目(200系)となっていますが、海外市場では2019年から一回り大きくなった6世代目(300系)が提供されており、地域ごとの需要に応じて200系と300系が混在して販売されているのが現状です。
また、日本で一時期ミニバンとして販売されていた「グランエース」は、この300系に該当します。
今回オーストラリアで発表された改良版は300系をベースにしています。主な改良点は安全性能と使いやすさの向上にあります。
基本グレードのMT車を除くすべてのモデルでパーキングブレーキが電動化されました。また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)の作動速度範囲が0km/hからとなり、利便性が高められています。
さらに、レーントレースアシスト機能も新たに追加され、ACC作動中に車両が車線の中央を維持できるようサポートします。
装備面においては、7インチのデジタルメータークラスターがすべてのグレードに標準装備となり、9種類の表示モードから選択できるようになりました。その他にも、エアコン性能を高めるための新冷媒導入など、細かな部分にも改良が施されています。
パワートレインについては従来と変わらず、2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジン(最高出力130kW、最大トルク450Nm)に6速ATまたは6速MTを組み合わせ、後輪駆動方式を採用しています。
価格は5万1880豪ドル(約18万円)からとなっており、商用車として求められる基本性能に加え、安全性と快適性がさらに向上した新型ハイエースは、多くのビジネスシーンで活躍することが期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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