469馬力の新型「ミドルSUV」をJMS2025で日本初公開! 全長4.7m級ボディにコンパクト化された縦型キドニーグリル採用! 異次元のトルク645Nmも発揮のBMW「iX3」登場

BMWは2025年10月29日、東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」のプレスデーにおいて、電動ミドルSUVの新型「iX3(アイエックススリー)」を日本初公開しました。

次世代プラットフォーム「ノイエ・クラッセ」第1弾SUV

 BMWは2025年10月29日、10月30日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデーにおいて、電動ミドルSUV新型「iX3(アイエックススリー)」を日本初公開しました。

 新型iX3は、BMWが掲げる次世代戦略「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」に基づく第1弾モデルで、電動化・デジタル化・サステナビリティを融合した次世代EV(電気自動車)の幕開けを象徴する一台です。

BMWの電動ミドルSUV新型「iX3」
BMWの電動ミドルSUV新型「iX3」

 新型iX3(型式NA5)は、初代モデルから大幅に進化を遂げた第2世代モデルです。

 ボディサイズは全長4782mm×全幅1895mm×全高1635mm、ホイールベース2897mmと、従来型より全長・ホイールベースともに約40mm拡大しています。

 外観は、力強くもミニマルな新デザイン言語を採用。小型化された縦型キドニーグリルと、水平基調のライトシグネチャーが組み合わさり、未来的かつ洗練されたフロントフェイスを形成しています。Cd値0.24という空力性能も実現しました。

 インテリアでは、最新の「BMWパノラミックiDrive」を搭載。フロントウインドウ全面に情報を投影する「パノラミックビジョン」や、新型3Dヘッドアップディスプレイにより、運転時の集中力を高める設計となっています。

 音声アシスタントには大規模言語モデル(LLM)技術が導入され、自然な会話操作にも対応する予定です。

 パワートレインは、第6世代の「BMW eDrive」を採用。フロントに誘導モーター、リアに電励磁同期モーターを搭載した4WDで、最高出力345kW(469馬力)、最大トルク645Nmを発揮します。0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は210km/hをマーク。

 バッテリーは容量108.7kWhの新型円筒セル型リチウムイオン電池を床下に搭載し、最大航続距離は805km(WLTP値)を実現。急速充電は最大400kWに対応し、10分間で372km分の電力を補充できます。双方向給電にも対応し、家庭や電力網へ電力を供給できるV2H/V2G機能も備えます。

 新しい制御プラットフォーム「Heart of Joy(ハート・オブ・ジョイ)」を採用し、駆動系やシャシー制御を統合。加減速やハンドリングの精度を高め、BMWらしいドライビングフィールをさらに磨き上げました。

 また、先進運転支援システムも進化。世界初の「シンビオティック・ブレーキ」を採用し、自動運転支援と制動制御を統合。安全性と快適性を両立させています。

 荷室容量は520リットルから1750リットルへ拡大。フロントにも58リットルの収納スペースを確保し、SUVとしての実用性を高めています。

 新型iX3の販売開始は2026年春に欧州、続いて2026年夏に米国を予定。日本市場への導入も2026年後半に計画されています。

※ ※ ※

 BMWのオリバー・ツィプセCEOは、「ノイエ・クラッセはBMWの未来を象徴するプロジェクト。iX3はその第一歩であり、電動化・デジタル化・持続可能性を融合させた“新しいBMW”の方向性を明確に示す存在だ」とコメントしています。

 JMS2025のBMW Groupブース(西ホール1)では、このiX3を中心に、クラフトマンシップの極みともいえる「コンセプト・スピードトップ」や、コンパクトスポーツ「M2」のハイパフォーマンスモデル「M2 CS」、さらにバレンティーノ・ロッシ選手とのコラボレーションによる限定車「M4 CS VR46」など、ブランドの多彩な個性を象徴するモデルが展示されています。

【画像】超カッコイイ! これがBMW最新型「ミドルSUV」です!(56枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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