V8ターボ搭載!? トヨタ“新型”「スーパーカー」まもなく登場! 2025年末“公開”の「GR GT」ってどんなクルマ?
2025年10月13日にトヨタは、「新プロジェクト」に関する生配信を実施。この中で、かねてより注目を集めていた“トヨタのスーパーカー”「GR GT」に関する情報も更新されました。どのようなもでるとなるのでしょうか。
2025年末“公開”の「GR GT」って?
「私が年末にワールドプレミアをやりますから。そこまで待って!」2025年10月13日に生放送がおこなわれたトヨタのオウンドメディア「トヨタイムス」の動画。そのなかで同社の豊田章男会長からあったのがその発言です。これはGRに関してのものでした。

実は今年の11月末から開催される「ジャパンモビリティショー」にGRブランドは不参加。そのかわりGRにとってはモビリティショーよりもふさわしい舞台を用意しているようです。それは年明けに開かれるクルマ好きの祭典である「東京オートサロン」。来年(2026年)1月の東京オートサロンでは、GRの新型車が華々しくデビューするのは間違いないでしょう。
何を隠そう、富士スピードウェイにはその布石と言えそうなものがお目見えしています。それは最終コーナー前にある「GRスープラコーナー」の看板。それが10月のある日から、何やら意味深な広告になっているのです。
その看板は「THE SOUL LIVES ON.(魂は生き続ける)」というキャッチコピーとともに、3台のクルマのフロントライト付近の写真が並ぶもの。1台は「トヨタ2000GT」、もう1台は「レクサスLFA」、そして残る一題は……パッと見たところ「ハリアー」に似ているヘッドライトですが、よくよく見ると周辺の造形はハリアーとは全く別物で、筆者の記憶では見たことのないクルマ。
果たしてこのクルマは一体何なのでしょうか。
まず予想できるのが、このクルマこそがGRの新型車だということ。トヨタは今年7月、イギリスで行われたクルマ好きのお祭り「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で新型スポーツカーの「TOYOTA GT Concept」」とGT3カテゴリーへの参戦を目指して開発中の「TOYOTA GT Racing Concept」の2台を大観衆の前で走らせています。“すっぴん”ではなく、擬装(カモフラージュ)した姿でデモ走行をおこないました。
今回富士スピードウェイの看板に掲載された写真の“謎のモデル”であり「私が年末にワールドプレミアをやります」と豊田会長が言うのはこのモデルだと考えるのが自然でしょう。
実はこのモデル(のレーシング仕様)は、すでに構想段階で東京オートサロンに展示されています。2022年1月に開催された東京オートサロンでGRは世界のレースを統括するFIA(世界自動車連盟)が市販レーシングマシンのひとつとして定めているGT3規格に合致するレース車両として開発中のコンセプトカー「GR GT3 Concept」です。
その車両はレースを照準に開発されているようですが、いっぽうで「モータースポーツ活動から生まれたロードバージョン」としてナンバー取得が可能な公道走行仕様も送り出すとされています。
それこそがレース仕様の「TOYOTA GT Racing Concept」に対するロードバージョンの「TOYOTA GT Concept」。ついに、その発表のカウントダウンがはじまったというわけです。
詳細に関しては不明な点が多い新型スポーツカーですが、エンジンはV型8気筒ターボという説が有力。ハイブリッドが採用されるという噂もあり、レクサス「LFA」の後継モデル的なポジションでもあるので販売価格は数千万円となることでしょう。
いずれにせよ、クルマ好きにとっては楽しみな一台であるのは間違いありません。現実的には高根の花すぎて、手が出せる存在ではありませんが。







































































