中国の自動車メーカー「BYD」は2025年10月22日、同年10月30日から東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW（ジャパンモビリティショー）2025」において、軽自動車のEV（電気自動車）プロトタイプを世界初公開すると発表しました。

　これまでBYDが日本市場向けに特化して開発を進めてきた軽規格BEV。その姿がいよいよ明らかになることから、SNSなどでは早速さまざまな反響の声が寄せられています。

　BYDは1995年にバッテリーメーカーとして設立され、現在では世界で最も多くの電動モデルを販売するメーカーへと成長しました。

　2023年からは日本市場でも乗用車販売を開始し、現在はEVのみをラインナップしていますが、日本市場専用の軽規格EVの開発も進めていると報じられたため、その動向が注目されていました。

　そして今回発表された新型軽EVは、日本の軽自動車市場で最も人気が高いスーパーハイトワゴンのボディタイプを採用し、利便性の高いスライドドアをリアに装備しています。

　これは、ホンダ「N-BOX」を筆頭とする軽自動車の人気モデルと正面から競合することを意味しており、いかにBYDが新型軽EVに自信と期待を込めているのかがうかがえます。

　また、この新型軽EVには、BYD独自にして最新のバッテリー技術である「ブレードバッテリー」が搭載され、高い安全性を特徴としているとのこと。

　日本市場に最適化した専用設計によって開発されたBYDの新型軽EVは、現在のところ日本の自動車メーカーからも発売されていない軽スーパーハイトワゴンのEVとして、市場に大きなインパクトを与えることは必至でしょう。

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　このBYDの新型軽EVは発表直後から大きな関心を集め、SNSなどでは賛否を含む様々なコメントが大量に殺到。

「これは興味を持たざるを得ない」

「わざわざ日本専用の軽規格モデルを作ってくるとは…本気だな！」

「日産の軽EV『サクラ』でも爆売れとは言えない状況なのにBYD余裕あるね～」

「ずっと待ち望んでいたスライドドアのスーパーハイトワゴン。まさかBYDが最初かよ」

「えっ…これ家電みたいに日本車ヤバい状況かも!?」

「広告宣伝費だと思って車体価格を思い切り安くしてくる可能性も」

「価格と航続距離が優秀なら売れるかもよ」

「日本市場で『日本車キラー』が成功した例はない。だが舐めてかかると確実にやられる」

「クルマは家電と違って買って終わりじゃない。メンテナンスのためのディーラー網が近所にあるかが大事だ」

「日本では売れないだろうな～。日本人はサービスや品質に厳しいから国産車を買うよ」

「いや価格次第で売れるだろ普通に」

「日本で受け入れられるとすれば、圧倒的な安さが必要だと思う」

「軽は地方のセカンドカー需要が大半。そして地方は戸建てが多いためEV導入に向いている。この状況でBYDの軽がバーゲンプライスで売られたら脅威だ」

「そもそもEVは国産車ですら欲しくない。エンジン車の方がいい」

「もし軽ハイトワゴンでPHEVが安く出るなら買う候補には入る」

「BYD軽の登場に触発されて、日産やホンダ、スズキからも対抗車の軽ハイトワゴンが出たらいいな～」

　といった、「売れる」あるいは「売れない」と予想する双方の声が根拠とともに投稿されました。

　またデザインについては、

「シルエットは昔の『タント』にしか見えない」

「サイドビューは先代『ルークス』に見える」

「Cピラー周りは『デリカミニ』を感じるね」

　など、全体的なスタイリングやディテールに国産スーパーハイトワゴンの影響が見えるというコメントも。

　そのほか、

「一から作って売り出すBYDの熱意は素晴らしい。トランプみたいに日本の道路事情も考えずアメ車を押し付けてくるより遥かに真面目だ」

「日本市場のニーズに応える気のないアメリカ車など脅威ではない。一方で日本の規格に合わせて開発してくるBYDは、気づいたら日本市場に定着しているかもしれない」

　と、海外メーカーによっても異なる姿勢を取り上げ、将来の自動車市場を予想する人もいました。

　BYDの新たな挑戦がどのようなモデルとして完成するのか、その全貌はジャパンモビリティショー2025で明らかになるでしょう。