8年ぶり全面刷新! 全長4.7mボディのアウディ新型「ミドルSUV」登場! “デジタル化”&「電動化」がさらに進化! 「直4」ディーゼル+4WD搭載「新型Q5」の実力はいかに?
アウディのプレミアムミドルSUV「Q5」「Q5 Sportback」シリーズがフルモデルチェンジを受け、発売されました。どのようなクルマなのでしょうか。Q5のTDI(ディーゼル)モデルをモータージャーナリストの萩原秀輝さんが試乗しました。
走りも快適性も大幅刷新! 新型Q5の注目ポイントとは?
アウディは2代目から8年ぶりのフルモデルチェンジを得て3代目へと進化したプレミアムミドルSUVである「Q5」「Q5 Sportback(スポーツバック)」シリーズを発売しました。
今回は国内導入されたばかりの新型Q5の公道試乗をレポートします。

多国籍連合のステランティス各ブランドから、先日紹介したシトロエン「C3」などのモーターで走るマイルドハイブリッド車(以下MHEV)が続々と投入されています。実は、その動きにアウディは先行。
アウディはモデル名を「A4」から改めた「A5」にMHEVプラスを新搭載。やはり、MHVに“E”が加わっていることでも分かる通りモーター走行が可能です。さらに、7月24日に日本市場での販売を開始した第3世代のQ5にもMHEVプラスを全グレード展開しています。
新型Q5は、これまでの2世代で270万台を販売したDセグメントに属するミッドサイズSUVです。ボディタイプは、Q5の他にクーペスタイルのQ5スポーツバックも用意。

ボディサイズは、従来型と比べて全長×全幅×全高で35mm長く10mm低い4715mm×1900mm×1655mmになっていますが、見た目にはそんなに変わりがありません。
エクステリアのデザインは、近年の欧州プレミアム系でもトレンドになっている“エッジを減らした連続的な面構成による力強いボディライン”が特徴と広報資料では紹介。ただ、そうは言ってもツルッと丸くしたわけではなく面と光の関係を計算し尽くし抑揚をつけています。
フロント回りはシングルフレームグリルがより幅広で高い位置に移り、ヘッドライトは彫刻的な鋭さを表現しています。リア周りは、滑らかな面構成に効果的なエッジを効かせることがアクセント。
また、ヘッドライトは8パターンからシグネチャーの選択が可能に。テールライトに有機LEDを備えたグレードも、8パターンからライティングの選択が可能です。こうしたライティングも、欧州プレミアム系デザインの新たな特徴になっています。
インテリアは、A5や「A6 e-tron(近々レポートします)」との共通点が多いデザインになっています。スリムなMMIパノラマディスプレイを備え、運転席前は11.9インチで中央は14.5インチとなり有機LEDにより湾曲しつつ連続感があります。
ただ、試乗車の内装色がブラック系だったため少しばかり素っ気ない印象になります。ベージュ系を選択すれば、明るくなるはず。エクステリアよりもインテリアは接している時間が圧倒的に長いので、自分の経験的にも色選びにはこだわった方が購入後の満足感が持続しやすいと思います。
プラットフォームには、新開発のPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション=新世代内燃機関プラットフォーム)をアウディのSUVでは初めて投入しています。




























































