38年ぶり復活! 新型「“2人乗り”フェラーリ」初公開! 全長4.7mの「ちょうどいいサイズ」&830馬力「V6」搭載! 名車“F40”をオマージュした「SC40」伊で登場

伊フェラーリは2025年10月17日、イタリア・マラネッロで新たなワンオフモデル「SC40」を世界初公開しました。どんなクルマなのでしょうか。

F40をオマージュしたワンオフモデル

 伊フェラーリは2025年10月17日、イタリア・マラネッロで新型「SC40」を世界初披露しました。

 SC40は、1987年に登場した伝説のスーパーカー「F40」にオマージュを捧げた特別なワンオフプロジェクトで、フェラーリのスペシャルプロジェクト部門が1人のオーナーのために製作した完全オーダーメイドカーです。

フェラーリ新型 「SC40」のリアセクションには、固定式ウイングとセンター出しチタン製エキゾーストを採用
フェラーリ新型 「SC40」のリアセクションには、固定式ウイングとセンター出しチタン製エキゾーストを採用

 車名のSC40は、1987年に登場したF40へのオマージュであり、その象徴的なデザイン要素を再構築しています。デザインはフラビオ・マンツォーニ率いるフェラーリ・スタイリングセンターが担当。

 直線と立体の緊張感を両立させたフォルムは、クラシックフェラーリの文法を現代の空力技術で再解釈したものです。

 外観では、ロングノーズとショートデッキ、そしてボディ一体型の固定式リアウイングが特徴。専用開発のホワイトカラー「SC40ホワイト」に中央ブラックラインを配し、後方のブラック仕上げとコントラストを形成しています。

 チタン製のセンター出しマフラーやカーボンファイバー製ディフューザーなど、軽量素材を随所に採用。リアには「296 GTB」を思わせる円形テールランプを備え、力強い後ろ姿を演出しています。

 サイドビューでは、大型のインタークーラー吸気口が印象的です。NACAダクトを現代的にリデザインし、カーボンプレートで縁取られた三角形の開口部は機能性と美しさを兼ね備えています。フロントは全幅に広がる開口部とシャープなLEDヘッドライトを備え、精悍な印象を与えます。

 インテリアでは、往年のF40を想起させるケブラー素材を採用。カーボン・ケブラーがフロアやシート後部、センタートンネルに使われ、軽量性と剛性を両立しています。

 内装色はチャコール・アルカンターラとレッドのジャカードファブリックを組み合わせ、ヘッドレストには“SC40”ロゴと跳ね馬の刺繍を施しています。

 ボディサイズは全長4700mm×全幅1975mm×全高1198mm、ホイールベース2600mm。ドライ重量は1550kgで、前後重量配分は41.5:58.5。極めて低い重心と最適化されたエアフローにより、空力性能とハンドリング性能を高次元で両立しています。

 パワートレインは296 GTBと同様の3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。エンジン単体で663馬力/740Nmを発揮し、これに167馬力を生み出す電気モーターを組み合わせることで、システム総合出力は830馬力に到達します。

 0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は330km/h以上。駆動方式は後輪駆動(RWD)で、8速DCTが組み合わされます。リチウムイオンバッテリーは7.45kWhの容量を持ち、EVモードで最長25kmの走行が可能です。

 フェラーリはSC40について次のように説明しています。

「SC40は、過去への敬意と未来への挑戦を融合した1台です。F40が象徴したピュアなドライビングの楽しさを、最新のV6ハイブリッド技術によって現代的に表現しました。デザインから素材、空力に至るまで、すべての要素がフェラーリのDNAを新しい形で語っています」とコメントしています。

 オーナーとの共同開発に約2年を費やしたというこのモデルは、ブランドの伝統と革新を結びつける象徴的な存在といえるでしょう。

【画像】超カッコイイ! これが新型「“2人乗り”フェラーリ」です!(32枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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