カワサキが「新“5人乗り”スポーツモデル」を日本初公開へ! 全長4mボディに超パワフルな「ニンジャ」エンジン搭載! 精悍顔「四輪オフロード車 新TERYX」米モデルをJMSで披露
2025年10月末に開催の「ジャパンモビリティショー2025」で、カワサキは日本初公開となるオフロード四輪車「TERYX5 H2 DELUXE」を実車展示します。どのようなクルマなのでしょうか。
「ニンジャエンジン」の5人乗りマシンを披露
カワサキモータースは2025年10月15日、29日から開催(一般公開は31日)の自動車ショー「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」の出展概要を発表しました。
ブースでは、日本初公開となるオフロード四輪車「TERYX」シリーズの最新モデル「TERYX5 H2 DELUXE」が展示されます。どのようなクルマなのでしょうか。

オフロード四輪車とは、泥道や大小の岩が転がる荒野、砂山や雪山など、険しい地形を走破するスポーツアクティビティ「トレイルライディング」を目的としたクルマです。
バリエーションは多彩で、棒型ハンドルと小型ボディを持つ1人乗りのバギータイプや、乗用車のような円形ステアリングと2座シートを備えた「サイド・バイ・サイド」などがありますが、いずれも強靭なシャシやサスペンション、オフロードタイヤなどを備え、激しい悪路走行に耐える設計となっています。
また、パワーユニットなどは二輪車から流用されることが多く、カワサキだけでなくヤマハやホンダなど、二輪メーカー各社が販売。主に北米や豪州など、アウトドアのスポーツアクティビティがさかんな地域向けで人気を博しています。
その1モデルであるカワサキの「TERYX(テリックス)」シリーズは2008年に登場しました。大型サイド・バイ・サイド車で、高い走破性能や質感の高いデザインを特徴とし、ラインナップには4シーターのモデルも用意するなど、多彩なバリエーションを持ちます。
日本でも現在、4人乗りのレクリエーション向けモデル「TERYX4」やスポーツ仕様の「TERYX KRX 1000」が販売中です。
シリーズの最新機種となるTERYX H2は、2025年8月に登場したフラッグシップモデルで、同社のスポーツバイク「ニンジャH2」に搭載されるものと同型の999cc 4気筒4ストロークスーパーチャージドエンジンを採用しました。
これにより最高出力253馬力・最大トルク198.3Nmを発揮。なおサイド・バイ・サイド車に適合するように専用改良を施しています。
これに高耐久CVTと、走行中に切り替えが可能な2WD/4WD+フロントデフロック機構を組み合わせ、走破性能を向上。パワフルで爽快なランディングを実現しました。
またスーパーチャージャーを搭載したことにより、独特なサウンドも発生。4気筒エンジンのパンチのあるサウンドと合わせ、オフロードシーンでドライバーの興奮を高めています。
このほか走行性能では、強固なフレームやFOX製電子制御ダンパー、クイックで正確ハンドリングを実現するEPS(電動パワーステアリング)、270mm径の大型ブレーキを採用。快適な乗り心地と操作性の向上に寄与します。
エクステリアは流麗なシルエットに、後方に向かって跳ね上がるアグレッシブなデザインを採用。大型グリル周辺に精悍なLEDアクセントライトとヘッドライトを備え、スポーティさを引き立たせました。
ボンネットには大開口のインテークスクープを設けたほか、サスペンションアームやタイヤなどを露出させてエクステリアデザインの一部を構成。高いオフロード性能やエキサイティングなランディングを予感させます。
インテリアはホールド性と快適性を確保したバケットタイプのシートを装着。ステアリングはスポーティなD字型で、奥には7インチのフルカラーディスプレイを装備し、視認性を高めています。
上級モデルではガーミン製の10インチ大画面のオフロードナビやサブウーファーを装着可能なドアトリムを備え、オフロードアクティビティの楽しさを高めます。
ボディサイズは全長4050mm×全幅1880mm×全高1815-1875mm、ホイールベースは3200mmです。最低地上高は410mmを確保しています。
乗車定員は「TERYX4」が4人、「TERYX5」は後席に3人が座れる「コンタードスポーツシート」を採用し、5人を確保しています。
バリエーションはTERYX4がベースモデル「H2」と上級タイプの「H2 DELUXE」、TERYX5は上級タイプ「H2 DELUXE」の3種類で、北米での価格は3万7199ドル(約561万円)から4万3199ドル(約651万円)の間に設定されています。
今回JMS2025で展示されるのは最上級モデルTERYX5 H2 DELUXEで、同時に初の電動四輪モデル「NAV 4e LIMITED」も日本初公開されます。
このほか、スーパーネイキッド「Z」シリーズの最大排気量モデル「Z1100 SE」、1965年に登場した「650-W1」などの二輪車も展示予定です。
Writer: くるまのニュース編集部
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